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2007年5月6日
Chicago V / Chicago
リリース:1972年
評価:★★★★
コメント:まだブラス・ロックの雄であった頃のシカゴの5作目。
作品順にタイトルを付けて行く安直さとは裏腹に、実の所は非常な自信の表れなのかもしれない、と暫く経ってから思うようになりました。
それはさておき、本作は随分前に入手していたのですが、その実[7]を聴きたかっただけという何とも情け無いものでした m(_ _)m
ここ1、2年、「聴き逃してきた多くのロック作品をもっとしっかり聴こう!」的な運動?に精を出しており、そんなコンテキストの中でもう一度トライしたのが本作でもあります。
先ずは、本作の殆どの楽曲をコンポーズしているロバート・ラム(key、vo)の才に驚かされます。
それは[1]と[2]の2曲を聴いただけであっても、そのヴァラエティの豊かさ、緩急のつけ方に至るまで、圧倒されるものがあります。
周知の事ではありますが、その[1]はタイトルからも読み取れるように、仏生まれの作曲家ヴァレーズの非常に進歩的な音楽へのオマージュとして捉えられます。
何でも、フランク・ザッパさんのアルバム"Freak Out"を通じて知ったのが初めだったとか。
または、当時、台頭してきたプログレッシヴ・ロック勢に対する姿勢表明だったのかも知れません。
先にも触れました[7]のような何ともキャッチーな楽曲もあり、[1]のような曲もありと、単にブラス・ロックの一括りであまり詳細に(と言うか、[7]以外は殆ど)聴いていなかった事に反省しきりです。
収録曲:
1.A Hit By Varese
2.All Is Well
3.Now That You've Gone
4.Dialogue, Pt. 1
5.Dialogue, Pt. 2
6.While the City Sleeps
7.Saturday in the Park
8.State of the Union
9.Goodbye
10.Alma Mater
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