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2010年7月19日

Boys in the Tree / Carly Simon


リリース:1978年
評価:★★★★
コメント:個人的には'72年の<No Secrets>以外はアルバム全体を通して聴いた事がないカーリー・サイモンです。

本作は('80sも近づきつつあり?)ギター一本でのSSW的な感触よりも、ぐっとアダルトな感じを強く感じさせるものになっているように思います。

それは[1]のヒット(後年、作者であるマイケル・マクドナルトもセルフ・カバーしていましたね)に代表されるAOR的な匂いでもあり、N.Y.のファースト・コール・ミュージシャンを多く召喚した音作りにも明らかに現れていると思います。

#やっぱり、ガッド先生が叩くといい感じになりますねぇ(^^; <-- 判官贔屓

とは言え全くその出自を感じさせなくなったかと言えばそうではなく、[2]の優しくのどかな感じも個人的には非常に好きな部類の曲です。

また(スウィートな関係だった)ジェームス・テイラー作の[10]はフォーキーでなくファンキー(^^;
こういうソロを聴かせてくれる故マイケル・ブレッカーのtsもなかなか楽しいです。

作品内容として評価されたか否かが微妙なところではありますが、そこはかとなく妖しさを醸すジャケットについては、アルバムアートに関しての同年のグラミー・アワードを獲得していますね。
収録曲
1.You Belong to Me
2.Boys in the Trees
3.Back Down to Earth
4.Devoted to You
5.De Bat (Fly in My Face)
6.Haunting
7.Tranquillo (Melt My Heart)
8.You're the One
9.In a Small Moment
10.One Man Woman
11.For Old Times Sake

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