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2010年8月8日
Capricorn Princess / Esther Phillips
リリース:1976年
評価:★★★★
コメント:正統派のジャズ・シンガーとして、エラフィッツ・ジェラルドやビリー・ホリデイの後継と目されたエスター・フィリップス。
意外にも'70s中後期にKUDUのようにジャズとは言えクロスオーバー色を滲ませたレーベルでいくつかの作品をリリースしています。
本作もその中の一作であり、どこを切っても名手がこぼれ出してくるような、華やかな面子がバックを支えており、当時の隆盛がよく判ります。
この期を称してファンキー路線と言えなくもないのかも知れませんが、そうであったとしても、個人的には例えば本作の[4]や[5]といった楽曲で味わえる上手さが何とも言えず好きではあります。
殊[4]はヘビーローテーション。
ノスタルジックで、ジャズボーカルのパンチも味わえ・・・(無論、エリック・ゲイル先生のgにも酔っています^^;)。
上記のようなジャジーな楽曲もあれば、アップテンポな[8]や、イントロから一転してスリリングな展開で魅せる[1]もあったりしますが、総じて、先に述べたように「華やかなバック」の演奏を楽しむという観点でも価値はあるかなぁと思っています。
個人的には、E.フィリップスのジャジーなvoを楽しむためには、別作品をあたってみようかと思っています。
収録曲:
1.Magic's In The Air
2.I Haven't Got Anything Better To Do
3.Boy, I Really Tied One On
4.Candy
5.A Beautiful Friendship
6.Higher And Higher (Your Love Has Lifted Me)
7.All The Way Down
8.Dream
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