コメント内の表記について
アルバム名の引用は<・・・>で、曲名の引用は[・・・]で囲むよう心掛けています。また、邦人アーティストは日本語で、海外アーティストはアルファベット表記を心掛けています。
ラベル付けされていないアーティスト等について
ラベル付けされていない記事(アーティスト)の検索には、左上にある検索フィールドを利用してください。

2011年11月6日

Power in the Darkness / Tom Robinson Band


リリース:1973年
評価:★★★★
コメント:経年による音楽的嗜好の変化については他のレビュー内でも何度か触れてはいますが、所謂「パンク」に対する反目と云いますか、食わず嫌いが解消された?というのも、自身の中では大きな変化の1つでして(^^;

この人、トム・ロビンソンも'70s終わりのパンクムーブメントにおいて大きな人気を獲得した人の一人という事なのですが、正直、今今まで知りませんでした(汗)。

という事で、折角なのでこの1st作('78年)に手を出してみました。

タイプは違うのでしょうが、イアン・デューリーの初期作品を聴いた時と似た印象を受けました。

その「印象」とは、基本的に凝ったコード進行/メロディというものではないのすが、逆にそのシンプルさを以てしてコレほどのバラエティに富んだアルバム1枚を創り上げるセンスの良さに「(耳を)持って行かれた!」という点です。

バンドの人気を決定付たシングル[1]や[2]といったビート主体のガッツ系ナンバーと[4]のようなマイナー&スローな曲の強弱もカッコイイですね。

今の世でこそ、ある程度肯定的な捉え方にも市民権が与えらたように思える「ゲイ」についても、自身を含め、そのマイノリティ側から堂々と声を発した事でもこの人を評価する向きがあるかと思いますが、個人的には先述の音楽的なセンスの良さだけでも十分評価される人だと思います。
収録曲
1.Up Against The Wall
2.Grey Cortina
3.Too Good To Be True
4.Ain't Gonna Take It
5.Long Hot Summer
6.The Winter Of '79
7.Man You Never Saw
8.Better Decide Which Side You're On
9.You Gotta Survive
10.Power In The Darkness

0 件のコメント:

コメントを投稿