コメント内の表記について
アルバム名の引用は<・・・>で、曲名の引用は[・・・]で囲むよう心掛けています。また、邦人アーティストは日本語で、海外アーティストはアルファベット表記を心掛けています。
ラベル付けされていないアーティスト等について
ラベル付けされていない記事(アーティスト)の検索には、左上にある検索フィールドを利用してください。

2014年12月21日

4 to 3 / 小川美潮

リリース:1991年
コメント:先に耳にしたのは<檸檬の月>という作品でした。某○ックオフの棚にあったのを見かけてふらふらと入手したのですが(^^、いや、これは大正解でした。

小川美潮氏については、坂田明氏が主導したユニットWha-ha-haでその名前と声は承知しておりましたが、ソロ作品で展開される小川美潮の世界観はなかなかにして美味でした(笑)

少し時間が空いてしまったのは例によって例の事由に依るものですが、流石に全ての作品を中古市場で揃えるのも大変ですし、何より、自身の興味がフツフツと来ている時がある種の「聴き時(ききどき)」な訳ですから、この度は新品での入手にしました!(って、別に大声で言うほどの事ではありませんがね(苦笑)

特段、本作を狙い撃ちする理由という程のものはなかったのですが、「まぁ順当にソロ1作目から行ってみるか」程度の思い込みでした…がっ、てっきりソロ1作目かと思っておりました本作、実はこれは2作目との事で、ソロ1作目は’80sにリリースされているのですね(ヤッチマッタか…)。

さてさて内容の方ですが、うん、うん、この感触ですね、<檸檬の月>でも味わうことができた、この声と世界観が期待を裏切る事なく展開されておりました。

仙波清彦とはにはオールスターズでの「おかしさ(はじけ具合)」とは異なるのですが、ポップスとして万人の耳に届ける事が叶うという部分では、本作における小川美潮を推薦するでしょうね、小生は。

ライナーを書いている中原某のコメントにこのようにありました「…彼女がとても正統的な、たとえて言えば見通しのよい一本道のまん中を太陽の方向にランランと歩いていける歌手だということに、あらためて気がついて… 」。

先述のWha-ha-haやチャクラ(こちらはソロ活動前に在籍したグループらしいのですが、未聴です m(_ _;)m)を通じて小川氏が少し「イロモノ的な位置」にいるような認識があって…という事に対して述べられている部分なのですが、小生もこの方の歌唱にとても「ほっこり」するのですね。

で、収録曲のクレジットをざっと眺めてみると、板倉文という方の名前が(コンポーザーとして)頻出しておりましたので、ちょろっとGoogle先生にお伺いを立ててみると…

先述のチャクラにて小川氏と活動を共にしていた方との事で、映画音楽やCM音楽の製作にも携わっているのだそうです(小川氏ファン掲示板なるところがヒットしたのでチラッと見たところ、最近は音楽からは少し離れたところに身を置いているとの事でした)。

この詩とこのメロディとこの声と…なるほど上手く出会ったものだと思います…う〜ん、邦楽から遠ざかっていた時期が長かった小生にしてみれば、こうした人たちがしっかりその存在をアッピールしていた事を今更ですが知ることが、限りなく新鮮であり、十把一絡げで「邦楽ダメダメ論」に閉じこもっていた事を後悔しております。

もとい。ちょいとこの辺り(小川氏作品)は優先順位を上げて視聴しようかなと心に決めた、今日この頃です。
収録曲
1. デンキ
2. Four to Three
3. 夜店の男
4. 野ばら
5. On the Road
6. 記憶
7. ほほえみ
8. 天国と地獄
9. 窓
10. おかしな午後

0 件のコメント:

コメントを投稿