Gris-Gris / Dr. John, the Night Tripper

リリース：1968年
コメント：ひょんな事からDr. Johnの名前が飛び出てきまして、どうせなら少しまとめて入手しておこうかとオンラインショップを覗いたら廉価なボックスセットがありました。

実はお目当ては＜In The Right Place＞という作品だったのですが、当該作品を含みでほぼデビュー作（本作）からリリース順に５枚入りだったもので、ならば特に逆らう必要もあるまいと、まずはココから(^^

で早速プレーヤーに乗っけて再生してみたのですが、おおっ、これがDr. John！？えぇ〜って感じの強烈なカウンターを食らった気分(^^)

いや、実は過去に＜Dr. John's Gumbo＞（初っ端に[Iko Iko]の入ったヤツです）を視聴したイメージがあったので、「ご陽気なニューオーリンズ・サウンド」と予断していたのですが...

チープなイメージで恐縮なのですが、まさに、うらぶれた飲屋街の裏路地にでも放り出されたような、暗さと湿気と安酒の臭いが混じりあったような...何とも怪しさ爆発なのです。

でもねぇ〜こういう音、結構好きなんですねぇ...たかだか知れた小生のライブラリからだと、例えばガトー・バルビエリの諸作品とかベニー・ウォレスの＜Twilight Time＞とか、こう、匂いたってくるような感じの音っていいますか...まぁ、今時は色々なところで実際の音を聴く事も叶いますので、ご興味があればお試しくださいませ（^^

そうそう、タイトルになっているGris-Gris（グリグリ）が何なのか？だったのですが、どうやらブードゥー教など土着的な宗教で用いられる「お守り」の意なのだとか。

そうか、そういう意味での「怪しさ」も漏れなくブレンドされているのですね...サイケデリックと言えばそう言えなくもない、なんともドープな感じもまたイイ感じです。

収録曲：
1. Gris-Gris Gumbo Ya Ya
2. Danse Kalinda Ba Doom
3. Mama Roux
4. Danse Fambeaux
5. Croker Courtbullion
6. Jump Sturdy
7. I Walk On Gilded Splinters