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2017年2月14日

Phenomenon(邦題:現象)/ UFO

リリース:1974年
コメント:ハードロック初心者あるあるの1つ?で、「これがUFOのファーストアルバム」と小生は長い間思っておりました。

言わずもがなですが、我らがアイドル、マイケル・シェンカーさんが公式にメンバーとして迎えられ、作成された作品というという意味でのファーストなのですね。

前任のバーニー・マースデンがマイケルさんの演奏を見て「Oh My God,  he's unbelievable!」と発し、他のUFOメンツに「come and see this kid on guitar, fantastic!」と言ったとか。これぞ本当のお墨付きでのUFO加入だったのですねぇ。

もとい。マイケル好きを自認する割には、結局のところMSG(M.シェンカー グループ)を主に「聴かされて」育った事もあり(笑)、UFOの音をそれと意識して聴いたのは後追いでした。

友人が[Only You Can Rock Me]を聴かせて「これもマイケルが弾いてるんやで」と言われ、レコード屋で引き上げたのはベストアルバム<Headstone The Best of UFO>でしたっけ(今思うと、解散時期と近しき頃だったのかもしれません)。

#今もレコ棚にあります。2、3回しか回していない筈なので、
#盤面もピッカピカです(指の写り込みはご容赦ください)。


ただ、<Headstone>はベスト盤ではあるものの、ローンスター、MSG、ワイルド・ホーシズの曲も収録され、何となくチグハグした感じと、それ以上にUFOの「横ノリ」ハードロックの良さ?がまだまだ判らない坊主でしたので「MSGの方が遥かにエエやんか」という感想の下、小生の中でUFOは陽の目を見ませんでした(笑)

その後、ずーっと未接触でしたが、四十路も半分過ぎようかという頃になっての'70s HR探訪の中で、深紫を始め蠍団や白蛇らの音に漸く「良さ」を感じられる耳になった中、満を持して?のUFO探索です...って、単に中古屋の棚に揃って並んでいたのでつい手が出て...というパターンです。

ともあれ、蠍団の深堀りも進めたい中でもありますが、目の前に安値であれば手は出します(ボートラはともかく、リマスターと書いてあったので尚更です)。

さて前置きが長くなりましたが、本作ではやはり聞き覚えのある[3]、[5]、[9]といった辺りを中心に、容易に脳内再生できる(即ち、明快で覚えやすい&ノリ易い)メロを武器に、縦ノリではなく横ノリの「ズンズ チャッチャ ズンズ チャッチャ」のベースラインが、誠に心地よいものです。

決してそこばかりを期待している訳ではありませんが、やはりと言いますか、[5]のgソロの盛り上げ方...素敵素敵っ!この歌心なんですよねぇ、シェンカーさんのギターは。

また(当たり前ですが)ボーカルとしてフィル・モグについてもこれまで何とも思っていませんでしたが、こうしたモコッとしたサウンドとロックンロールテイストが残る楽曲での歌いっぷりには凄くいいですね。

取り立ててvoに興味を抱く方ではない小生ですが、ヤーさんボネットとポール・スタンレーは「歌い手」として好きなのですが、この方も悪くないなぁと。
収録曲
1. Oh My
2. Crystal Light
3. Doctor Doctor
4. Space Child
5. Rock Bottom
6. Too Young To Know
7. Time On My Hands
8. Built For Comfort
9. Lipstick Traces
10.Queen Of The Deep
[Bonus Tracks]
11.Sixteen (Demo Produced By Dave Edmunds)
12.Oh My (Demo Produced By Dave Edmunds)
13.Give Her The Gun (German single A-side)
14.Sweet Little Thing (German single B-side)
15.Sixteen (Previously unreleased)
16.Doctor Doctor (Radio 1 Live 06/06/74)

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