リリース:1977年
コメント:西岡恭蔵氏の4thアルバム。タイトルに見える「南米旅行」とは、氏と作詞家であり妻でもあるKURO氏とが実際に南米(というより、”中米”というのが本当だったらしい)を旅したことに由来しているのだとか。
何でも、'75年あたりから矢沢永吉や沢田研二への詞の提供などでまとまった印税が入ったことも、この旅の実行を後押ししたのだとか(^^
もとい。前作<ろっかばいまいべいびい>は細野氏のプロデュースによるものか、西岡氏のコンポーズにも細野作に漂うチャンキー的な匂いが萌芽しておりました。
本作では、西岡氏が「南米」という、何と言いますか、日本人には一種の憧れ、トロピカルさだったり、エキゾチックさであったりを掻き立てる要素を取り込み、ちょうど前作(の前半)からの延長拡大といった感があります。
初っ端の[1]から素敵なメロディが最後の[10]まで、ホンワカと心地よく続きます。いやはや、入手してよかったです(^^
この感覚、なんと記せば伝わるのか難しいのですが、初めて聴くはずなのに記憶の奥底にあるようなメロディが一気に表層意識まで引き出されてくるような感じです。
この後も数作の作品を残している氏ですので、入手しやすさなども見つつ、トライしてみようかと思います。
また、本作のサポートミュージシャンには、デビュー直後のソーバッド・レビューの面々が一肌脱いでいるとのこと。
#前作でも石田長生氏とかが入ってましたっけ。
収録曲:
1. Gypsy Song
2. 南米旅行
3. Never Land
4. アフリカの月
5. 今日はまるで日曜日
6. Kuro's Samba
7. Dominica Holiday
8. Gloria
9. Port Merry Sue
10.Good Night
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