アーティスト：Grover Washington Jr
リリース：1975年
評価：★★★★
コメント：恥かしながら、個々の曲は別としてグローバー・ワシントン.Jrの作品はアルバム全体を通じては＜Winelight＞くらいしか聴いたことはありませんでした。
そこにあった音は軽やかで、艶やかで、明るく、そして聴きやすい軽音楽といった印象のものでした（別に、それが悪い訳ではありません、念のため）。
そんな'80s作品から時代を遡り本作を聴くと、若干その印象が変わります。
例えば冒頭の[1]。ジャングルサウンドを効果に使っていますが、G.ワシントン,Jrのサックスも抑え目でジャングルのうっそうとした感じを（どことなくフリージャズのような雰囲気で）演じていたり･･･結構面喰ってしまいました。
[2]は一転してストリングスを絡めた映画音楽のような雰囲気ですし、[3]はかなりソウルフルな曲に仕上がっています（エリック・ゲイルのソロもGood!）。
全体を聴き終えて思ったことは「この辺りのG.ワシントン,Jrの音って、かっこいいなぁ」という事でした（単純ですが） (^^;
ある意味、G.ワシントン,Jrのミュージシャンとしての才と技が色濃く出ている作品の１つなのではないでしょうか。
収録曲：
1.Earth Tones
2.Passion Flower
3.Mister Magic
4.Black Frost
0 件のコメント:
コメントを投稿