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2007年11月10日

Still Warm(邦題:鯔背-いなせ)/ John Scofield


リリース:1986年
評価:★★★★★
コメント:近年のジョン・スコフィールドの作品には全く手を出していないのですが、殊、'70s作品、'80s作品には非常に私個人の嗜好性とマッチする作品があります。

本作はグラマヴィジョン・レーベルに残された6作品の内の一作ですが、多くの楽曲が非常にナイーブな感触を与えてくれ、また、J.スコフィールドのよじれギター(^^;が多少控えめであるところが、逆に落ち着きながらもしっかりと聴き応えを残す作品になっていると思います。

タイトルともマッチした[1]ではシンプルながらもトンガリ感やスピード感が味わえ、続く[2]での何ともセンチメンタルでメロウな流れもかなり気に入っています。

この時点ではドン・グロルニック(key)、オマー・ハキム(ds)、ダリル・ジョーンズ(b)といった面々がバックを固めていますが、流石に巧いです。

閑話:
個人的には、'70s後半から'80s初期にかけてのスティーヴ・カーン(g)のサウンドが非常に好きなのですが、そこに見られる浮遊感のようなものを(この時代の)J.スコフィールドに見ているのかも知れません。
収録曲
1.Techno
2.Still Warm
3.High and Mighty
4.Protocol
5.Rule of Thumb
6.Picks and Pans
7.Gil B643

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