The Last Tango=Blues / Blue Mitchell

リリース：1973年
評価：★★★★
コメント：ブルー・ミッチェル(tp)というジャズマンがどの様に評価されていた人なのか、正直、よくは知りません。

ただ、その手の書籍や雑誌に見られる評価はフレディ―・ハバードやリー・モーガンといった人達のそれには及んでいない・・・という事のようです。

'60sの終わりと共にブルーノートを離れ、'71年からの数年間をメインストリーム・レーベルで過ごしています。が・・・

ここで吹き込まれた作品がジャズ・ファンク好きには非常に心地良い作品である、というのを知人から吹き込まれまして・・・(^^;

また、初ＣＤ化された本作もその最右翼と呼ばれるとの事で手を出してみました。

成る程、B.ミッチェルその人のtpは確かにハードバップ的ではあるのでしょうが、バックで唸っているワウワウをかませたギター（勿論、デヴィッド.T ウォーカーである事は先刻承知です(^^;）、響き渡るオルガン、これでもかと畳み掛ける二管のテナーサックス。

その手のファンにはキラーチューンであろう[1]、[3]はもとより、イントロのディープなワウギターとベースに乗ってミディアムスローで進む[4]、デヴィッド.T ウォーカーのバッキングもバッチリの[2]（ロバータ・フラックのヒットでおなじみ）等、ジャズ・ファンク・ファンのみならず、小生のように？デヴィッド.T ウォーカー追っかけの視点からもナイスな一品です。
収録曲：
1. SOUL TURN AROUND
2. KILLING ME SOFTLY WITH HIS SONG
3. THE MESSAGE
4. STEAL THE FEEL
5. LAST TANGO IN PARIS
6. ONE FOR RUSS
7. PEACE
8. P.T. BLUES