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2012年2月26日
Van Halen (1st) / Van Halen
リリース:1978年
評価:★★★★
コメント:最近、新作もリリースしたらしいヴァン・ヘイレン。変わらず活動しているのは褒められる事かと思いますが、本レビューはデビュー作です(笑)。
もとい。当時ギター・キッズの一人であった小生が、それまでのHR系ギタリストにあった激情型/速弾派でも情緒型/メロディアス派でもない新しいタイプのギターヒーローだと思えたのが、この看板ギタリストであるエディ.V.ヘイレン。
そのエディを含むVAN HALENのファーストでどうしても避けて通れないのが、当時、センセーショナルに扱われた[2]におけるライト・ハンド奏法。
まぁ、「ギターは弾くもの」という固定概念を楽々と破ってみせた発想に、先ずは一票です(笑)
でも、「ZZ TOPのビリー・ギボンズがオリジネーターだ」とか「スティーヴ・ハウはもっと前から同じような事やってたぞ」とか、音楽とは離れた所での噂話も面白かったなぁ~(回想モード)
再びもとい。ライト・ハンド奏法の功罪は専門家の方にお任せするとして、ある意味、どれだけ速く/トリッキーに弾き込んでもどこか無機質であるが故に「どこまでも突っ走ってゆく」ようなエディのギター・プレーが、これまでの多くのギタリストとはやはり一線を画す所なのかも知れません。
ただ、'70s末期にあってそれまで活躍していた'70s HR系バンドが次第に減速してゆく中、また、TOTOやJourney、Bostonといったニュー・アメリカン・ハード・ロック然としたグループが台頭して行く頃にあって、敢えて直球的なHRスタイルで表舞台に飛び出した点については、彼らが備えていたポテンシャルの高さを認めない訳にはいかないでしょう。
本来がエンターティナーとしての素質を持ち合わせていると思うデヴィッド・リー・ロス(vo)という格好のフロントが居て、さらに非常に派手で音数の多いアレックス.V.ヘイレン(ds)、シンプルながら重厚でコーラスワークが非常に上手いマイケル・アンソニー(b)といったラインナップも、バンドの色をよく出している面子だと思います。
TOTOやJourneyを引き合いに出した事に他意はありませんが、結局、ティーン・エイジャーの若く燃え盛る「エナジー」を手っ取り早く燃焼し尽くすためには、VAN HALENのようなシンプルであり、攻撃的であり、刺激的である、というスタイルが非常に有用だったのかもしれません。
今なお、'70s、'80sハードロック史を見渡してもベスト10には入るであろういい作品です。
収録曲:
1.Runnin' with the Devil
2.Eruption
3.You Really Got Me
4.Ain't Talkin' 'Bout Love
5.I'm the One
6.Jamie's Cryin'
7.Atomic Punk
8.Feel Your Love Tonight
9.Little Dreamer
10.Ice Cream Man
11.On Fire
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78年アルバム発売当時、鶴光のオールナイトニッポンにて3.が流れ、
返信削除イントロのカッティングで度肝を抜かれた思い出が蘇ります。
(鶴光師匠がバ、バン・ヘイゲン?とか言えてなかったのもw)
マイケル・アンソニーが実はジーン・シモンズだとかの噂もww
ジーンがデモテープの費用を出してあげたのは事実だそうですが。