リリース:1997年
コメント:先日、第一期キンクリ面子によるライブ盤<Epitaph>を視聴し、やはりあの捨て難い独特の暗さと言いますか陰とした感じに「一期最強説」の念を補強されたような気持ちになっているものの、巷で噂の最強期である「三頭体制」時代モノを聴かずして何を言っているのやら...と貴兄に失笑されては堪りませんので、こちらもしっかり視聴いたしました。
本作は数か月前に知人宅へ遊びに行った際に知人のCD倉庫で発見し、無理やり「無期限で貸してよぉ~」という条件を飲んでもらったモノです(^^;
因みに、その知人は<The Great Deceiver>(化粧箱に描かれた奇術師のステージが印象的なヤツ)も所有していたのですが、こちらは現地で少し聴いただけで、お持ち帰りは断念しました(やんわりと断られた?)。
#オリジナル版でなくてもイイので、やはりこちらも入手希望、です(笑)
もとい。圧倒されるポイントはその強靭な音楽主体に基づく演奏に尽きる訳ですが、「鼻の差」程度ではありますが、DISC 2の中盤からの流れは圧巻ですねぇ。
これまた小生の耳によく残ったのはジョン・ウェットンのベース、ブイブイってるじゃないかぁ!ってところ(笑)
(いやいや、自身に言い聞かせるようにしているんですよ「'80sの彼を思い浮かべてはいけない」と(爆)
ザクッとエッジの立ったギターを聴かせるフリップ翁もいいですし、これまであまり意識していなかった?ヴァイオリン(デヴィッド・クロス)がいやいやどうして、なかなかツボだったりしますね。
([21st century schizoid man]とか演ってはいますが)小生がお気に入り要素でもあるキンクリ(一期の)「陰鬱さ」とか「暗さ」とかは確かに希薄になったとしても、この勢い、爆発力はそれと引き換えにキンクリがこの面子をして作り上げたブランドなのだなと関心いたしました。
収録曲:
[Disc 1]
1.Easy Money
2.Lament
3.Book of Saturday
4.Fracture
5.The Night Watch
6.Improv: Starless And Bbile Black
[Disc 2]
1.Improv: Trio
2.Exiles
3.Improv: The Fright Watch
4.The Talking Drum
5.Lark's Tongues In Aspect (Part II)
6.21st Century Schizoid Man
こんにちは。
返信削除デヴィッド・クロスのバイオリンに耳が行くとは
流石フュージョン博士ですね(笑)
これは個人的な推測なんですが、このKCを編成する時
フリップ翁が参考にしたのはマクラフリンの
マハビシュヌだったと思うんですよね。
そんな流れでジャン・リュック・ポンティとかに
はまっちゃった口なんですけど以後、ロックフィールドで
バイオリンの音が聴こえるとつい気になってしまう
今日この頃です。
(PS)
The Great Deceiver(通称、詐欺師箱)が発売された頃
ファンは狂喜乱舞しましたが、その後collecters boxが
量産されその役目を終えたとみえ本作は中古価格
3,000円前後で入手が可能だと思います。
コメント、ありがとうございます。
削除本作、いいですねぇ、一期の音も
捨て難いのですが、ロックらしい
ロックって言いますか。
#あ?プログレッシブの否定に
#なってしまうかな?
「詐欺師箱」もさわりだけの
視聴?でしたが、こちらも轟音が
似合う感じで、興味は尽きません。