コメント内の表記について
アルバム名の引用は<・・・>で、曲名の引用は[・・・]で囲むよう心掛けています。また、邦人アーティストは日本語で、海外アーティストはアルファベット表記を心掛けています。
ラベル付けされていないアーティスト等について
ラベル付けされていない記事(アーティスト)の検索には、左上にある検索フィールドを利用してください。

2014年8月26日

TOKYO SPECIAL / 笠井紀美子

リリース:1977年
コメント:さてさて、私事ではございますが本日が夏休み最終日(笑)。

いつもの事とは言え、どこに出かける訳でもなく、都内をジョグして愛犬と散歩して、カミさんと近場でランチして...みたいな、まぁ安上がりな休みを過ごしました。

では「夏の終わりの一枚」(んなシャレたモノの言い方せんでも(^^;)という事で、最近入手した笠井紀美子モノでもいってみますか。

ジャズボーカルものと一括りにしてしまうと「んっ?それは違うでしょ」となる事は必至の本作ですが、それが「いけない」と申し上げるつもりは毛頭ありません。

元々はジャズのそれで名を成した方ですが、本作前後の作品群('70s後半辺り)を眺めれば、むしろムーディーなシティポップにも通じる軽やかさと親しみやすさが大きく前に出されているのが判るかと思います。

#そう思うと、'79年の<Butterfly>は尚更唐突な作品の感が強くなりますね。

更に言えば、本作は全て日本語歌詞で統一しており、その作詞者はこれ全て安井かずみ氏が担当(安井かずみ氏その方の功績については申し上げるまでもなくご承知の段かと思います)。

音の方はと言えば、ジャジーなモノもあれば、レアグルーヴ路線も、正統派?シティポップ、ライトメロウなAOR風...と、統一感ではなく小洒落た大人向けアルバムの体裁でしょうか。

極小的ではありますが、スペシャルゲスト扱いでクレジットされている日野皓正氏が[6]辺りで聴かせてくれる強いエコーのかかったtpソロが何ともゾクりとしていい感じです。

#久し振りにジャズものも聴きたくなって来たなぁ...

また作曲陣もバラエティに富んでおり、山下達郎、鈴木勲、筒美京平、矢野顕子、鈴木宏昌、横倉裕、森士郎と、非常に音楽的な「通(ツウ)」が集っています。

バックバンドについてはライナーに「Colgen Band」と記名されており何の事やら?と思ったのですが、グーグル先生に訊ねてみたところ、先述の鈴木宏昌氏のニックネームが「コルゲン」という事で、氏が率いるバンドがそのまま「Colgen Band」と呼ばれるのだそうです。

明るい陽の下が似合う作品ではありませんので、外の喧噪をシャットアウトした室内でガラス越しに外でも眺め乍らアルコール片手に聴くと、ズッポリと行ってしまう、かもね(笑)
収録曲
1.ヴァイブレーション
2.やりかけの人生
3.夏の初めのイメージ
4.ベリー・スペシャル・モーメント
5.人はそれぞれ
6.TOKYO SPECIAL
7.木もれ陽
8.テイク・ミー
9.待ってて

0 件のコメント:

コメントを投稿