リリース:1981年
コメント:マイナーと言う程マイナーな存在ではない(と個人的には強く思う)グレッグ・キーン・バンドなのですが、悲しいかな、市場で流通している作品はほぼ壊滅状態の様相を呈しています...
とココまで書いておいて、ふとメディアではなくノンパッケージ(ダウンロード販売)の方ではどうなのだろうと思い見てみたら、なる程、こちらはある程度揃えられておりました。
聴きたいのはやまやま、でもノンパッケージには未だに抵抗(というか、一種の反感か(^^;)があり、踏ん切りがつかずにおりますが、もうそろそろ限界なのでしょうかねぇ。
もとい、ジョグ途中に立ち寄った中古レコ屋のエサ箱に本作が刺さっていたので、ジョグ中だという状況も顧みずに入手しました(CDではなく、アナログ盤す(^^;)。
小生がG.キーン・バンドを知ったのは、彼らが'83年にリリースした作品<Kihnspiracy>からシングルカットされた[Jeopardy]が大ヒットした時でして、同時に、(サンフランシスコ)ローカルでは結構なご当地バンドであった事も知りました。
そんな彼らが徐々に地方区から全国区へと知名度を上げ始めたのが本作が辺りからではないかと言われているようです。
本作では自らのカラーを変えて全国区に打って出るようなイマ風(言わずもがな、'80s初頭)のノリは強くなく、むしろ、そのビートスタイルがどことなくちょっと昔のブリティッシュロックっぽかったりして、あまり'80sっぽくないのもイイ感じをだしているのではないかと思います。
実際、[B-1]は'60sにトミー・ロウという方あ大ヒットさせたナンバーとかで、このT.ロウという方の作品がスタイルの的にはバディー・ホリーのそれに大きく影響を受けているのだとか(全く知識がないので何が何やら(^^; B.ホリーも名前しか知らんし...)。
[A-2]は以前から聴き覚えのあった曲ですが、作品全般的には'80sおキラキラ感とはちょっと距離を置いた渋めのロックンロールな仕上がり。
#それでもココまでの作品よりはポップになっていると言われていますが。
しっかりとした(明快な)メロディーとビートの効いた楽曲スタイル、ティーンエイジ・ドリームを忘れかけている大人への問いかけや彼女への想いを伝えるラブソング(バラッドではない)といった体裁で固められた本作。
強かに地元廻りを経験してきたバンドのソリッドな感じが滲み出るようで気持ちがいいですね。
収録曲:
A-1. Valerie
A-2. The Breakup Song
A-3. Womankind
A-4. Can't Stop Hurtin' Myself
A-5. Trouble In Paradise
B-1. Sheila
B-2. Nothing's Gonna Change
B-3. The Girl Most Likely
B-4. When The Music Starts
B-5. True Confessions
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