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2015年3月22日

HAPPY END / はっぴいえんど

リリース:1973年
コメント:はっぴいえんどが解散を既に決めていた中で海外(米ロスアンジェルス)レコーディングを行った3作目&最終作。

付属のライナーでも触れられていますが、既に解散を決めていた事で松本氏(dr)がバンドへの携わり方を制限する態度であったり、元々が成り行きで決まった海外行き&レコーディングという事に起因する準備不足?もあったりで、ある意味ではツギハギ的な作品になっているのかも知れません。

「完成度」というモノを測る物差しが何であるのか、売上げとかオンエア状況とか、若しくは、当人たちの納得度合い?なのか…

何れにせよ、前作<風街ロマン>にあった心棒/テーマみたいなものは余り感じられないようなきもします。

そうした部分とは別に、個々の楽曲はその風合いがすごく滑らかになった様に感じます。
いや、滑らかと思わせているのは、例えば[1]でのフリューゲルフォンや[2]でのサックス...そう、ブラスやリードを曲の色付けに入れているんですねぇ。

一作目を聴いた時の感触を、努力とは別のところで「どこかぎこちなさ」が残っていたような感じだったのですが、ここまで来るとかなり「スマートな」感じになっているのがよく分かるのではないかと思います。

それにしても、やっぱり小生的には細野さんのセンスなんですよねぇ、惹かれるのは(^^
 収録曲
1.風来坊
2.氷雨月のスケッチ
3.明日あたりはきっと春
4.無風状態
5.さよなら通り3番地
6.相合傘
7.田舎道
8.外はいい天気
9.さよならアメリカ さよならニッポン

2 件のコメント:

  1. こんにちは。
    長らく更新が途絶えていたようなので
    ご無沙汰してしまいました。
    「はっぴいえんど」制覇おめでとうございます。
    細野さんのコンセプトに共感されているようなので
    今後その辺が目賀葵さんの新規の開拓地になるかと
    思いますが、ここで宣伝です。
    明日から性懲りもなく「YMOの作り方」を再掲載します。
    今回は細野さん語録を精査しながらの企画なので
    トロピカル三部作を制覇済みの目賀葵さんの興味の
    行方の今後の参考になるかもと思い急ぎ連絡まで。

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    1. コメント、ありがとうございます。

      春先から(悪い事によるものではありませんが)音楽視聴時間
      が捻出できず、必然、更新もできずにおりました。

      この細野さんの感性といいますか、音作りへのアプローチが
      すごく合うんですねぇ。YMOも1作(1stかな)しか視聴しておらず、
      今現在はそこでのYMO評(正直、何だかノベタンでイマイチ
      良さが判らんなぁ...)しか頭にありませんので、師匠の
      YMO料理レシピを楽しみに読ませていただきます。

      細野さん絡み、矢野顕子絡み、小川美潮絡み、戸川純絡み...
      徐々に国内アーティストの面白さに引き込まれている?
      そんな気がしてなりません(^^

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