リリース:1972年
コメント:中古ではなく新品でのフュージョン作品入手は久しぶりのように思いますが、先日、つらつらと某通販サイトの音楽カテゴリを眺めていたら本作が目にとまりました。
「あれっ?再発してるっ!(日本盤は初CD化?)」と小躍りしたのは言うまでもありません。実際には、以前から本作については入手・視聴してみたい気持ちはあったものの生憎の入手難であり、中古もかなりの値をつけていたことから泣く泣く諦めておりました。
「それ程までにクルセイダーズの音源が聴きたかったのか…」と問われると、ちょっと恐縮してきますのですが...クルセイダーズへの入れ込みが強いという事ではなく、ギター・パートとしてこの頃のクルセイダーズを支えていたデヴィッドT.ウォーカーその人の音が聴きたかったから…というのが最たる理由です(^^
彼等の歴史的には、丁度、ジャズ・クルセイダーズとしての’60sにおける10年に及ぶ活動を通じて、’70に起こったジャズの新たな胎動に自らの方向性を試すが如く、「ジャズ」の冠を外してクルセイダーズとして出発した頃にあたります。
決して’80sクルセイダーズにダメを出す訳ではありませんが、結構小洒落た感じのクルセイダーズよりも、まだ土っぽさといいますか、ソウルジャズ的なタイトさもありつつ、ジャズ既定路線に集束しない彼等の(いい意味での)「もがき」が味わえるこの時分が好きですね。
加えて、ギター・パートが然程活躍する事がない?クルセイダーズにおいて、しかもデヴィ爺のギターがそれなりに味わえるという点で、本作の価値はあるのかなぁと(^^
収録曲:
1. Spanish Harem
2. Try A Little Harder
3. Hollywood
4. Do Yourself A Favor
5. Cold Duck Eddie
6. Way Back Home
7. Papa Hooper's Barrelhouse Groove
8. Alekesam
9. Hatty May
10. Wayne's Pop
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