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2016年10月28日

Victim Of The Future(邦題:炎の舞) / Gary Moore

リリース:1984年
コメント:全くの義務的視聴...ではありませんが、やはりと言いますか、ここを外して通り過ぎるというのは如何なものかと思えまして(^^;

欧州ではIron MaidenやSaxson、Def Lepperd等、いわゆるNWOHMの一派が非常な勢いを持ち、その飛び火なのか、はたまたシンクロニシティなのか、米国ではL.A.メタルなんて言う括りで、W.A.S.P.だのMotley CrueだのRATTだの「基本、化粧してます」バンドも隆盛を極めていたと思しき時期、そうか、G.ムーアさんの音もそれに寄った感じですね。

それでもやはり?この方は弾く事に妥協はしていない感じで、同じ頃にエディ(ヴァン・ヘイレン)君が「笑顔で楽しそうに激ムズフレーズを弾く」スタイルを確立したのに対して、この方は歯を食い縛って、ギュッと目をつむり「無酸素運動」かの如くのプレースタイル...いや、好きですよ、そういう一所懸命な感じは。

[3]、[5]での激烈さがそれをやすやすと想像させてくれる、いい感じのプレーではないでしょうか?

[5]は歌詞内容は少し国際政治ネタ('78年に起きたソ連による民間航空機撃墜事件)を下地にしていたりしますが、そう言えば[Hiroshima]って曲が<Dirty Fingers>に収録されていましたが、こちらも太平洋戦争時の広島の悲劇(原爆投下)を歌ったものでしたっけ。

#結構ポリティカルな事に関心の高い方なのですねぇ。

全体を通じて何とも隙のない、飽きさせない作りで、時代の後押しもあったとは言え、センスの良さが非常によく判る佳作だと思います。

#意識したのか判りませんが、[7]がめっちゃBon Jovi風なのが何とも(^^
収録曲
1. Victims Of The Future
2. Teenage Idol
3. Shapes Of Things To Come
4. Empty Rooms
5. Murder In The Skies
6. All I Want
7. Hold On To Love
8. The Law Of The Jungle

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