リリース:1980年
コメント:あか抜けないジャケットデザインを割り引くとしても、小生のストライクゾーンを外すモノではありません(^^
シン・リジーを辞したゲーリー・ムーアが自らの思いをもっと自由に発現させるべく形成したG-Forceの最初にして最後の作品。
#ドラムはマーク・ナウシーフなんですねぇ。
巷の解説など見ると、米進出を視野に入れていた作品云々とありますが、確かに、ハード一本調子ではなく、メロディアスな楽曲も、ポップさに秀でた楽曲もあります。
'80sその当時ならニューアメリカン・(ハード)ロックの勢いもありましたから、決して悪い選択ではなかったと思います。
[7]、[8]など、とてもG.ムーア作品とは思えない程のポップさですが(^^、単にポップというだけでなく、その[8]ではテナーサックスのソロが入ってくるなど、様々な要素を実験的に併せているような節も感じられます。
請われて出たのか、嫌々出たのかは判りませんが、ジャズ畑からヨアヒム・キューン(key)の名前やフュージョン系畑からトム・スコット(ts)の名前がクレジットに見えます。
#[8]のサックスソロがそうなのですね。
その反面、ハードな部分に目を転じるとかなりがっつりと弾きこんでおり、いい意味で、スタジオテイクではなく、ライブテイクでの爆発力を期待できそうなモノが多い気がします。
結局は米国でのリリースが立ち消えになってしまった事、また、G.ムーアが感じたライブでのメンバーのパフォーマンス不足などが要因で長続きしなかったといった話は各所で確認できますので拙ブログでは特段触れません(^^
ライブで全力を出したいと思うG.ムーアさんの一本気なところ(と、勝手に推察(^^)がなんとなく共感できて素敵っす。
収録曲:
1.You
2.White Knuckles / Rockin' and Rollin'
3.She's Got You
4.I Look At You
5.Because Of Your Love
6.You Kissed Me Sweetly
7.Hot Gossip
8.The Woman's In Love
9.Dancin'
過去記事に失礼します。
返信削除懐かしいアルバムのレビューを見かけ、嬉しくなりました。
G-Forceアルバムは80年当時、ミュージックライフ誌で
国内盤発売予告を見た覚えがあります。
シン・リジィ「Black Rose」と前後して出たコンピ盤に収録されてた
“Spanish Guitar”で惚れ込み、G-Forceは楽しみにしてたのに発売中止…所属していたジェットレコード(レーベル)のトラブルだったと耳にしました。
輸入盤店なんてろくにない地方住みの高校生には絶望的。顔見知りの
大型家電量販店のレコードコーナーの店員さんに泣きつき、輸入盤をあたってもらうことに。半年ぐらいたって入荷した時にはマジで泣きそうでした。
コレはレアなアルバムなんだぜ〜と友人に自慢してたのですが、数年後には
ピクチャー盤まで出回る始末w (このピクチャー盤、イギリス本国では買えなかったそうで、日本向けの生産だったとか)
懐かしさのあまり、長々とすみませんでしたw
匿名さま
返信削除コメントありがとうございます。
小生も地方出身でして、昔の情報入手の困難さについては
よく理解できます(笑)
中学の頃、友達の親戚がレコード会社関係に勤めていたということで、
レコード店はもとより、そうした方面から音源を得ていたことも
ありました。
インターネットがある訳じゃなし、雑誌は買えますが音はもっぱら
FMのエアチェック。なので、今でも?あまり画(DVD)には
興味がなく、音が聴ければ満足なおっさんです。
また拙ブログへお立ち寄り&コメント頂ければ嬉しいかぎりです。