リリース:2000年
コメント:スタジオアルバムとしては、'80年リリースの<Gauch>から実に20年振りにリリースされたスティーリー・ダンのオリジナル8作目。
結果から言えば、'81年度グラミー賞で[Album of The Year]を含む4部門を受賞するなど、ベテランの復活を名実共に成し得た好盤として迎えられている作品でしょう。
尤も、個人的には本作を最初に耳にした時には少しも面白いと思わなかった事を覚えています。
実際、リリースと同時に入手しましたが、一度か二度ざっと聴いてCD棚へ。。。気づいたら放出しておりました(苦笑)
#なので、これは中古で再入手したものとなりますm(_ _;)m
なんでそんな事になったのか...最大の理由は、いわゆる「大物セッションミュージシャン」の名前の無さ(少なさ)に尽きるかな、と。そう、言わずもがなですが、スティーリー・ダンがどうのこうのではなく、飽くまで小生の「拙い聴き方」故なのです。
もとい。総じて聴き通せば、間違いなく、あのクセのあるスティーリー・ダン節的なひねくれコード進行なのですが、個人的にフェイバリットなのがそれこそ<Aja>、<Gaucho>といった後期も後期の作品であるためか、何と無くどっぷりとは入り込めていないのが正直なところです。
それまでのスティーリー・ダン作品と比較しても何がどう劣るという訳ではないのですが、どうしても、そうした「自分が音を聴く時の心的な支え」みたいなものが薄いと、それだけで何だか「どうなのよぉ〜」と思えてしまい。。。ああ、恥ずかしい。
恥の上塗りでもう一つ付け加えておけば、スティーリー・ダン諸作よりも、小生自身はドナルド・フェイゲンのあの<The Nightfly>を最上位に置いてしまっているが為、ここと比肩する「快感」が得られないと、どうも...(苦笑)
ともあれ、凝り固まった聴き方が如何に不毛な時間を過ごすことになるかは、ここ数年来のジャパニーズ音楽探訪で身に染みて判っております故、しっかりと腰を据えて聴く事にしましょう。
収録曲:
1. Gaslighting Abbie
2. What a Shame About Me
3. Two Against Nature
4. Janie Runaway
5. Almost Gothic
6. Jack of Speed
7. Cousin Dupree
8. Negative Girl
9. West of Hollywood
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