リリース:1987年
コメント:行きつけの理容室にてそこの店長とよく話をするのですが、前回お世話になった際に「(買い直しで)聴かなくなったCD持ってきますので、よかったら引き取ってくださいよ」との申し出がありましたので、ありがたく引き受けさせていただいたのが、ラウドネス(^^
高校生当時は海外のその手(HR/メタル系)のジャンルにはそれなりに知見はありましたが、それ故か、特にジャパメタと括られるバンドについては一段もに段も下にみていた事もあり、まったく興味はありませんでしたね...辛うじてギタリストとしての興味でもって、高崎晃という名前程度は押さえていた程度です。
で、その頃に<Thnuder In The East>('84年)がリリースされ海外に挑戦したジャパメタ云々というニュースがあり、その時にチョット耳にした程度で、30年振りくらいにその音を耳にしました(その間もバンドが続いていたというのも、それはそれで凄いですね)。
その時の印象なのかも知れませんが、どうも日本人が無理やり英語歌詞をそれっぽく歌うというのが気に入らず、また、正直言ってそれ故に実力以下に評価されるのではないかな?と生意気にも思っていました。
本作を耳にした時に感じたのは、前述の印象が少し和らいだと言いますか、確かにネイティブじゃない事は承知の上ですが、以前の印象よりははるかにマシになっているなという点。
実際、ボーカルの二井原実もボーカリストとしてグローバル舞台で戦うには力量不足を感じたこともあったからこそ、渡米してボーカル&英語レッスンをしたとあり、結局は本作を最後にラウドネスからは脱退したとの事(その後バンドへは復帰して、現在に至るようです)。ビジネスも音楽も、グローバルで戦うというのはなるほど、しんどい事なのですね。
楽曲全体としては後期のL.Aメタル系の匂いは感じますが、これもジャパニーズ故なのか、あまり脂っこくないスッキリとした聴かせ方かなと思います。ラウド系あり、ちょっとポップ系あり、そしてバラッド系あり、と、米市場を意識した作りなのでしょう。
これまでもそれ程しっかりとは聴いた事はありませんでしたが、高崎晃のギターってもっと無機質というかギラギラのアーミング多用+早弾き型なんだろうなと思っていたのですが、ソロでのバランスの良さ、そしてバッキング(リフ)のバラエティに、あらら意外にいいのですねぇ。。という目からウロコ(^^
店長との会話で、小生が「<Thnuder In The East>の何曲かしか聴いたことがないですよ」と言ったら、店長はすかさず「いや、聴いて頂きたいのはその辺りじゃないです(笑)」と言っていた意味がわかる気がしました。
収録曲:
1.S.D.I.
2.This Lonely Heart
3.Rock'n'Roll Gypsy
4.In My Dreams
5.Take Me Home
6.Strike Of The Sword
7.Rock This Way
8.In This World Beyond
9.Hungry Hunter
10.So Lonely
こんにちは。
返信削除最近、ラウドネスが全米ツアーのため渡米するも
厳格化したトランプ政権下の入国管理にひっかり
引き返してきたとニュースになってましたが、
ラウドネスは過去にも入国拒否されたことが
あったようで、どうやらバンドの方に不備があり
(入国ビザを不所持など)今回はトランプさんが
日本のバンドを目の敵にしてというような
ニュアンスの情報拡散は全くのでたらめですので
ご注意ください(笑)
コメントありがとうございます。
削除これが初めての海外公演ではあるまいに、と思うのですが。
(普通は数週間程度なら就労ビザは要らないんでしょうね。)
今現在のラウドネスの音にリーチするかは決めかねておりますが、
これもご縁と言えばご縁なので(^^
それよりも、例によって昼休み時間に動画サイトでフト目にした
聖飢魔IIの音が意外に良く思えまして...蝋人形しか知らないのも
何ですので、近々ちょいと手を出してみるかなと思っております。