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2005年3月5日
Members, Don't Git Weary / Max Roach
リリース:1968年
評価:★★★★
コメント:参加メンバーの面白さ、そこから生み出される音に興味があった・・・というのが主たる入手動機ですが、ズバリ、非常に満足度の高い作品でした。
ホストであるマックス・ローチ(ds)が'68年にアトランティックに残した作品ですが、ジャズが新しい方向を模索し始める頃にあって、
その後に一つの分派?を成すブラック・アイデンティティの強力な表出を目指した流れ(例えばブラック・ジャズやストラタ・イーストといったレーベルですね)におけるオリジネーターとも言えるのではないかと思うのです。
後年、先のブラック・アイデンティティの謳歌を標榜するレーベルを立ち上げるスタンリー・カウエル(p)やチャールズ・トリヴァー(tp)が参加している事に大きなウェイトがあると言えます。
加えて、ゲーリー・バーツ(as)やアンディ・ベイのヴォーカル(一曲だけですが)を入れるに至り、一層、本作がオリジネーターである位置づけが現実的なものであると思われる訳です。
スローに叩いてもメリハリのあるM.ローチのドラム。時に「小爆発」も起こし、S.カウエルのピアノとC.トリヴァーのトランペットの惚れ惚れするようなアンサンブルもよく響いてきます。
言わずもがな?、G.バーツの揺らめくようなアルトサックスも・・・みな素晴らしいです。
[5]でのA.ベイの歌も胸を打ちます。
後年のブラックジャズ系統へ連なる上での道標となる作品?として、否が応にも彼等の精神的なパワーを見せつけられる思いがします。
収録曲:
1. Abstrutions
2. Libra
3. Effi
4. Equipoise
5. Members, Don't Get Weary
6. Absolutions
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