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2005年3月24日
Rashida / Jon Lucian
リリース:1973年
評価:★★★★
コメント:全編を通じて聴くと、何とも幸せな気分に浸れること請け合い、そんなジョン・ルシアン(vo、g)の極上ヴォーカルアルバムです。
フリー・ソウルと(CDの帯では)カテゴライズされていますが、その楽曲から受ける印象はラテン/ブラジリアンサウンドといった趣が大きな割合を占めているように感じます。
それにしても、スキャットを多用するJ.ルシアンのvoはまさに絶品。
優しく爪弾かれるガットギターもしっとりと耳に馴染みます。
裏ジャケにあるヘンリー・マンシーニのノートにも見て取れますが、「世界中の島へのファンタジーな旅へ連れて行かれるかの如く」な音が満載。
中にはシビアな反戦ソングもありますが、全体的には一日中朝日だか夕日だかに照らされているような気分になります。
#って、これはジャケットの影響ですかね(^^;
単に「心地よい」という言葉だけではちょっと形容が陳腐になってしまいます。
根っからのソウル・ファンにはちょっと趣向が違うと思いますが、なんとも優しいそのヴォーカルはジャンルを越えて一聴の価値ありです。
プロデュースにはラリー・ローゼンの名前が、アレンジにはデイヴ・グルーシンの名前があります。
とは言え、GRPライクな音にはなっていません(^^;
収録曲:
1.Kuenda
2.Would You Believe in Me
3.Lady Love
4.Luella
5.Shana
6.Satan
7.Rashida
8.The War Song
9.Esperanza
10.Love Everlasting
11.Zenzile
12.Lady Love [Single Version]
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