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2008年4月28日
Kamakiriad / Donald Fagen
リリース:1993年
評価:★★★★
コメント:本作がリリースされたのが'93年。
誰もが絶賛した名盤<Nightfly>から10年を経てリリースされるドナルド・フェイゲンの第二弾ソロ作品という事で勢い込んで購入したのですが、何か違和感を感じたのを覚えています。
<Nightfly>のコンセプトと本作のコンセプトは全く違うものですし、「あの感触をもう一度・・・」と願うのもリスナーの身勝手というものでしょう。
むしろ、個人的にはその再生装置としてバックに徹していた数々の凄腕ミュージシャンに興味があった、というのも偽らざるところです。
勿論、本作はその「延長線上に位置する」と言われればそうでしょう。
この独特の曲調(コード進行って言うのでしょうか)、想像したとおりに進まないメロディ・ライン(^^;、やはりD.フェイゲン作品に違いありません。
バックの布陣については生憎知らないミュージシャンばかりではありますが、その部分にこだわるなら私自身この作品は手にしていなかったでしょう。
緻密さとか完璧さとか、とかくスティーリー・ダンの後期作品からのイメージが強く、私自身も心地良さとは別にD.フェイゲンにどことなく「冷ややかさ」のようなものを感じることもありますが、元々、ジャズ・フリークである彼が「生の音楽の凄さ・面白さ」を知らない筈もないでしょう。
そういう意味では、どのようなD.フェイゲン作品にも共通するのは気持ちのいい揺れ(スウィング)感覚なのだなぁ、という思いに至った作品でもあります。
収録曲:
1.Trans-Island Skyway
2.Countermoon
3.Springtime
4.Snowbound
5.Tomorrow's Girls
6.Florida Room
7.On the Dunes
8.Teahouse on the Tracks
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