リリース:1979年
評価:★★★★
コメント:よく行く中古屋の(アナログの)エサ箱にあったのを引き揚げたのはもう半年(1年?)位前ですが、案の定、聴く機会を逸したまま今に至る・・・猛省。
当時、ヤンネ・シェッフェルという名には全く情報ストックがありませんでした。
ただ何となくジャケットが気に入ったのと、「ABBAのギタリスト」云々という帯が目に入ったので入手したのですが、先頃聴いた<Montreux Summit Volume 1>に偶々この人の名前もクレジットされていたのに気づき、慌ててターンテーブルに乗せた・・・という顛末です。
ABBAのサポートをする前からスウェーデンでは名の知れたギターリストだったらしく、ライナーによればフリーへの参加を要請された事もあり(袖にした事でポール・コゾフと不仲になったとか)、その腕の確かさは折り紙つきと言ったところです。
全編インストルメンタルで、時代背景から言えば「全うなフュージョン作品」です(笑)。雰囲気からいけば、(フュージョン期の)ジョン・トロペイさんに似ていなくもありません。
組曲的な展開で前半では少しハード、後半ではしっとりと攻めるA-1や、爽やかテーマとファンキーなサビですっかり気持ちよくなれる(笑)典型的な?フュージョンナンバーなA-2だけでも、いちフュージョンファンとしては元は取れました(と言っても、元手は300円ですがね)。
A-4やB-1はベースのハネがアクセントになったファンキーな楽曲で、この辺はちょいとトロペイさんとまた違ったタイプのギター弾きなんだなぁと思わせてくれます。
B-3も良い感じのファンキーナンバーで、(ギターの)弾き込み具合から行けば、小生はA-1かこちらか、といった具合の佳作です。
大手CDオンラインショップ等でこの人の名前を入れると数作品ヒットするようですが、本作が見当たらないところを見ると、未CD化作品だろうと思います(まずCD化される事はないでしょうねぇ)。
また、ジョージ、ジェフ、スティーブ、マイク・・・(ここまででファミリーネームがスッと思い浮かんだあなた、ロック検定2級・・・なーんてね(^^;) のポーカロ一家が本作を手厚くサポートしているんですね。
収録曲:
A-1.Hot Days and Summer Nights
A-2.Happy Feet
A-3.To Beautiful Painter
A-4.Bromma Express
B-1.The Shrimp
B-2.Shrimp A La Carte
B-3.It's Never Too Late
B-4.Oriental Sign
B-5.Frederick's Place
こんにちは。
返信削除たまたまですがジョン・ガスタフスンが
参加したBALTIKというバンドを
調べていてギターはJanne Schaffer
って人なんだと思いながら
ソロのベスト盤購入を検討していたので
あまりのタイミングの良さにちょっと
驚いてしまいました(笑)
コメントありがとうございます。
削除J.シェッフェルその人を追っかける
気概は今の処ありませんが(笑)、
本作より前の作品は、試聴した後に
入手判断してみようかと思って
おります。
(感触的にフュージョンっぽければ
いいかなぁ・・なんて)
本作はポーカロ一家のアレンジ故か?
結構アメリカンな感じではなかろうか
と考えています(それが低評価では
ないのですが)。
故に、過去作ならもう少し(北)欧州
っぽさ?が味わえるのかなぁ・・・と。