リリース:1980年
コメント:しばらくご無沙汰していた白蛇作品が入手できましたので、ちょっと繰り上げ視聴でレビュー(^^;
これまでのところ4作品を視聴済みなのですが、中でも良かったなぁと思っているのが<Ready an' Willing>だったりします。
本作は丁度その<Ready ...>がリリースされた後の、言わば、白蛇が一番勢力を増していた時期のライブ音源との事です。
丁度<Ready ...>から[Fool for Your Loving]のシングルがヒットした事、加えて、前作の<Lovehunter>録音後にdsのデイヴ・ドウルの脱退を受けて、深紫つながりでイアン・ペイスが合流した事(言わずもがな、ジョン・ロードは既に白蛇にいますからねぇ(^^;)
深紫の亡霊達と揶揄されることもあるのか無いのか知りませんが、そうした状況は少なからず白蛇が猛烈に獰猛になった瞬間でもあるのかと思います。
以前の作品評でも用いた言葉なので恐縮なのですが、やはりこの手の「手作り感」がまだまだ漂う、'70s HRの美味しさが堪能できる音の一つである事に異論を唱える方は少ないと思います。
勿論、'80sや'90sのそれを全否定する訳ではありませんし、寧ろ、そうした音でHR耳を養ってきたのが小生自身な訳です。
そうした耳、つまり'80s HRのギラギラさとか、'90sのスマート&メロウさに食傷した?耳には、技巧とか音の厚さとか言った部分とは違う次元での、まぁ、ちょっと恥ずかしい言葉ですが、「熱きハードロックへの憧憬」みたいな部分をくすぐられるのかなぁと思ったりもします。
言わずもがなですが、技量が無いとか、メロがダサいとか言っているのではありません。聴かせ方、演じ方も十分に承知した面子が、更に(コレだけは新人にはどうしようもない部分ではありますが)いわゆる「貫禄」ってやつをまとっている訳ですからねぇ…これで響かない訳がない(笑)
敢えて難癖をつければ、やはり当時の仕様なのでしようがないとは言え「今感覚」だと45分弱は短いっすね(^^; この出来ならもう少し長く聴いていられると思うので(リスナーはいつの世も身勝手ではあります(笑)
と思い某所(^^;を覗いてみますと、'78年のハマースミスオデオンのライブ音源とカップリングされた盤もあるとの記事に「嗚呼、またやっちまったかぁ…」と。
でもでも、'78年のソレだとI.ペイスはいないですよね?やっぱりこっち(I.ペイス居る方)がいいよねっ、ねっ!と自身をだましにかかることに躍起になっています(汗)
因に、入手した本作は旧盤(オリジナル)収録曲仕様なので8曲ですが、最近の同盤だと13曲収録されている模様です(これって、[Come On]を重複排他してハマースミス盤をひっつけただけ?)
「おっ」と思うタイトルが安棚にあっても、しっかり現状理解した上で手を出さないと却って貧乏クジ引いたような状況になりますね…厳しぃーっ!
収録曲:
1. Come On
2. Sweet Talker
3. Walking In The Shadow Of The Blues
4. Love Hunter
5. Fool For Your Loving
6. Ain't Gonna Cry No More
7. Ready An' Willing
8. Take Me With You
こんにちは。
返信削除この頃の白蛇のライヴベストは1980年8月24日の
レディングフェスでトリを努めたパフォーマンスで
(昔はよくNHK-FMで放送してました)
この音源は白蛇の前ヴァージョンのBOXに
ボーナスディスクで付けられた経緯があるので、
もう少し我慢すれば単体で発売されるのでは
ないかと個人的には非常に期待しています。
ということでもう少し我慢してみましょう(笑)
コメントありがとうございます。
削除師匠のレビューにあった「最強盤」ですね(^^)
う〜む、単品で手に入らないのは何とも歯痒い
ですねぇ…
後は…追悼記念盤とかで緊急リリースとか。
「縁起でもない!」
どうも失礼致しました