リリース:1973年
コメント:多分、レコード会社が仕掛けたキャンペーンの対象になったのだろうと思いますが、(中古)CD帯に「日本ROCKの逆襲」とあり、まぁ、只今日本ROCKに興味津々の小生としては素通りする訳には行きませんね(笑)
先の帯には「あの『ナイアガラ音頭』の布谷文夫最強のソロアルバム…」ともあり、ああ、大滝氏との絡みもある訳か...と思いつつの入手でもあります。
#因みに現時点で「ナイアガラ音頭」は未聴(苦笑)
その風体(ジャケ)からはどのようなROCKを展開しているのやら想像が難しかったのですが、なる程、和製フォークブルーズな感じなのですね。
何よりもこの特異な声とちょっと日本人離れした歌い方に、一発でこの方の「色」が固定(確定)されました。
商業的に成功を求めない?とご本人が思っていたかどうかは知りませんが、むしろ、知る人ぞ知る/アンダーグラウンドなところが、この方を孤高の位置に高めている一つの要因なのかもしれません。
本作の多くをご自身でコンポーズされているようですが、特に、歌詞をみるとその短さに脱帽(笑)でも、これを繰り返すことでの「えも言われぬ」心地よさが込み上げてくるあたりがブルーズの面白さだったりもします。
某大手通販サイトでこの方名義の作品を検索してみましたら、ソロ作品という事だと本作のみのようでした。
別途、大滝氏作品に顔を出しているモノや、DEWというバンド?活動期の音源があるようでした。
懐具合と相談しつつ、また時期を見て入手しようかなと、購入リストにだけはクレジット済みです(笑)
収録曲:
1. 五番街
2. 冷たい女
3. 深南部牛追歌
4. 夏バテ
5. 颱風13号
6.ニューオリンズの町へ
7. ホーボー・ブルース
8. 街のブルース
9. 朝めがさめて
10. 水たまり
こんにちは。
返信削除「日本ロックの逆襲」シリーズはまさにアナログ時代
長年廃盤で入手しずらかった作品が
ガンガンCD化された時のポリドールの企画物で
私はリリースされたアルバムを貪るように
買い漁ったため大変思い出深いシリーズです。
(東芝の音蔵シリーズとか)
布谷さんと大瀧さんの接点は音源は残っていませんが
ビッキーズ活動以前にタブーというバンドで
一緒に演っていたようで、
布谷さんがブルース・クリエイション在籍時
大瀧さんがマネージャーの仕事をしていたようです。
この時「2人のブルース」という共作が
アルバム収録される予定でしたが
ブルース・クリエイションが英語歌詞にこだわったため
没となりその後DEWの持ち歌となりました。
この辺の癖の強いブルース物を抵抗なく聴けるように
なったのは目賀葵さんも知らず知らずブルース物への
抵抗感が薄れてきたのでは?(笑)
コメント、ありがとうございます。
返信削除不思議なもので、ダラダラつまらない
と思えて仕方がなかったブルーズが
あれれ?な感じで耳に入ってきたのが
この作品の特徴でした。
邦楽に限れば、この手のブルーズ作品は
聴いた事がなかったと記憶しています。
#上田正樹、サウス...は、ノリやグルーヴ
#に重きを置いていますしね。
ともあれ、日本語歌詞が何故かフィット
しているのが妙味かと。
ブルースクリエイションというワード
も聞いた覚えがあります(多分、師匠
ページでの閲覧かと)が、そちらも
意識しておくようにします。