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2015年12月31日

Great Deceiver / King Crimson



リリース:1992年
コメント:ああ、ついに踏み込んでしまいました...という事で、ココに入手してしまった作品は...はい、キングクリムゾン<The Great Deciever>でございます。

入手優先度は”高”に設定していたものの、いつもの貧乏性ゆえ(^^; 中古CDショップの[K]のラベルが貼ってある棚にコレが出現するのを一日千秋の思いで待っておりました。
<The Nightwatch>の視聴から少し時間が、空いており、自身の興味も少々醒め始めてくる頃かと思いますので、4大企画の一翼を担う「四十路から始めるキンクリ道!」をリテンションする意味も込めてのレビューでございます。

いわゆる初版の「詐欺師箱」(化粧箱入り)ではなく、上段のジャケ画像からお判りになる方もおられるように入手したモノは再発盤ではありますが、多分、「詐欺師箱」と何も違いはないのかなぁと思います(すみません、輸入盤なので付属のライナーノートは未だまともに読んでおりません(汗)。

都合4枚のCDに収められた音はこれまたは分厚くてハードネス。一挙に聴き通すのは”好き者”じゃないとちょっとしんどいかも...

それにしてもこの時期の密度の濃さと言いますか、音の厚さと言いますか、色々な意味でこの瞬間が切り取られていた事はきっと(これからキンクリファンになるかも知れない方々含め)僥倖だったと思います。

音がでかい、J.ウェットンのボーカルも「イッてしまっている」かのような勢い...聴いているコチラのこめかみがジンジンとしてくるようなパワーに圧倒されます。

ロックバンドとて経年と共に志向やそれに伴う音の変化があって然りではありますが、<Epitaph>、<Ladies of the Load>、<Absent Lovers>といった作品と対峙してみればその変化のめまぐるしさ自体も楽しめるというおまけ?がありますしね(^^

前述のように<Night Watch>の視聴から少し間が空いているので、ほぼ同じ類いの作品であろう本作をもう少し味わうために、<Night Watch>も必然、再視聴は必要かと考えております。

確かに、昔はレコード買ったらA面B面の曲順・曲名程度はソラで言える程の扱いをしていましたからねぇ。それに引き換え今の聴き方ときたら...猛省ですな

さてさて、本年も色々な初見アーティストに出会えたことを感謝しつつ、本作を2015年レビュー納めにしたいと思います。
収録曲
[Disk 1]
1. Walk on no pussyfooting
2. Larks' tongues in aspic (2)
3. Lament
4. Exiles
5. Improv a voyage to the centre of the cosmos
6. Easy money
7. Improv providence
8. Fracture
[Disk 2]
1. 21st century schizoid man
2. Walk off from providence
3. Walk on to Glasgow...Glasgow Apollo
4. Sharks' lungs in lemsip
5. Larks' tongues in aspic (1)
6. Book of Saturday
7. Easy money (2)
8. We'll let you know
9. Night watch
10. Improv tight scrummy
11. Peace a theme
12. Cat food
13. Penn state university
14. Easy money (3)
15. It is for you but not for us
[Disk 3]
1. Walk on no pussyfooting (2)
2. Great deceiver
3. Improv bartley butsford
4. Exiles (2)
5. Improv daniel dust
6. Night watch (2)
7. Doctor diamond
8. Starless (2)
9. Improv wilton carpet
10. Talking drum
11. Applause and announcement
12. Improv is there life out there
[Disk 4]
1. Improv the golden walnut
2. Night watch (3)
3. Fracture
4. Improv clueless and slightly slack
5. Walk on no pussyfooting (3)
6. Improv some pussyfooting
7. Larks' tongues in aspic
8. Improv the law of maximum distress
9. Improv the law of maximum distress (2)
10. Easy money (4)
11. Improv some more pussyfooting
12. Talking drum (2)

4 件のコメント:

  1. おめでとうございます。
    今年もどぞよろしくお願いいたします。

    是非この調子で、ロバート・フリップ悪の経典
    (地獄のぼったくりBOXシリーズ)にも
    触手されますよう心よりご期待しております(笑)

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    1. コメント、ありがとうございます。

      さてさて、フリップ翁のダークサイドに堕ちるか、
      フォースを信じて?また異なる枝葉が伸びるか?!

      キンクリとは違うのですが、'80sじゃないジェネシス(笑)
      作品が何作が手元にやってきたのでチョロチョロ視聴
      していましたら、何やら気持ちよくなってきており(笑)

      そう言えば、EL&Pもちょっと停滞気味でしたねぇ...

      (まさかプログレ開眼元年になる!?)

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  2. クリムゾンは1stとRedがメタル耳にはわかり易くてよいですね。スタジオ盤のStarless、1stのエピタフ聞いたらダークサイド一直線だと思います。
    ウェットンよりグレッグレイクのほうが好きですが、Starlessのスタジオ盤はウェットンでよかったです。これをグレッグが歌っていたら、自殺者がもっと増えていたと思います。

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    1. コメントありがとうございます。
      他のキンクリ作品レビューにも書いておりますが、小生の感性が変なのか、暗黒の80年代キンクリが小生には意外に心地よく(笑)
      確かにロック者には三頭政治(フリップ、ウェットン、ブラッフォード)時代のハード&へヴィネスがとっても響きます。
      殊にライブでの爆発力がなんとも凄くてね。

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