大天使のように / ヤプーズ

リリース：1988年

コメント：何でも、戸川氏自身は本作が「ワースト１」だったと後年になって語っているようです。

（2009年当時）芸能活動30周年を記念して、テイチクからBOXセットをリリースする話が起こり、関連インタビューで以下ような事を語っています：

「でも、メンバーやスタッフには申し訳ないんですが、私の中でワースト・ワンだったヤプーズの『大天使のように』はそこに入れたくなかったんです。」

何をしてワースト・ワンに位置付けていたのかは語られていなかったようですが、非常に興味深い発言です。

ヤプーズ名義での２枚目ですが、どうでしょうかねぇ。。。図らずも３ｒｄを先に聴いてしまった耳のせいもあるのでしょうが、１ｓｔ＜ヤプーズ計画＞のインパクトには少し及ばす、３ｒｄである＜ダイヤルYを廻せ＞の出来の良さにはやはり到達できていないような。

それでも哲学的な言葉をまぶした[2]や、珍しく？元気が出てくるような[5]には、やはりヤプーズ（戸川）の魅力を感じずにはおられません。

因みに、全10曲で戸川氏が（作詞で）関わっているのはその半分。この数字を多いと見るか少ないと見るかで、何となくこの作品の位置付けのようなものも感じられるかも知れません。

収録曲：

1. 私は孤高で豪華

2. 憤怒の河

3. 背徳なんて怖くない

4. 棒状の罪

5. 鉄の火

6. 祈りの街

7. 去る四月の二十六日

8. My God

9. 森に棲む

10.大天使のように