リリース:1994年
コメント:どう間違っても、拙ブログに中森明菜が登場する事は考えられませんっ!が...現に出現いたしました(爆)
これ、以前、某師匠ブログでレビューされていたのを見てからちょっと(ずっと?)気になっていたのです。
基本、「オリジナルに勝るカバーなし」を信条にしておられる師匠が、本作(はい、カバーアルバムですね(^^)を高評価されていたのに先ずは興味を持ちました。
小生の中森明菜像は、[スローモーション]、[少女A]、[セカンド・ラブ]歌ってたアイドルという、見事にデビュー時で固定されたしまったそれです。
尤も、当時はまだアイドルの歌も「聴くに耐える」ものだったと思うのですが、ともあれ、イメージ戦略であれ何であれ、聖子ちゃんの明るさに敢えて「クール」と言いますか「影」をイメージさせる明菜ちゃんが非常に特異なアイドルに思えました。
収録された楽曲はどれも小生の耳にも聞き覚えのあるものが殆どでした(決して、オリジナルをオンタイムで聴いていた、という意味ではありませんが(笑)が、幸か不幸か、オリジナルに大きな思い入れがある楽曲がある訳ではありませでしたので、ある意味、この作品が意図している「他人の楽曲を自分の”ものにする”力量」のようなモノはうまく響いたように思います。
聴き方としては真っ当ではないのですが、どれもこれも非常に「女性」の艶といいますか、色といいますか、そういうものが決していやらしく(エロティック)ではなく、滲んでるんですよね。
下世話な話なのでどうでもよいのですが、このままこの方には「未婚」でいて頂きたいなぁ、なんて思うのです。
いや、独り身でなくなったからといって、歌が変わるものではないのでしょうが、何と言いますか、あの某男性アイドルも絡んでの自殺未遂?から半リタイヤ状態を経過しての後に、どこか本当の意味での湿った影のようなモノが自ら語れるくらいの凄みがあるように思えましてね。
#ファンの方、すみません。悪意は一切ありませんm(_ _)m
なんだかそう考えると[9]の歌詞なんか、彼女の本音をある意味代弁しているんじゃないかくらいの勘繰りが...♪もう涙なんか 枯れてしまった ♪ひとりぼっちも気楽なものさ
収録曲:
1. ダンスはうまく踊れない
2. 愛染橋
3. 片想い
4. 思秋期
5. 逢いたくて 逢いたくて
6. 終着駅
7. 魔法の鏡
8. 生きがい
9. 私は風
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