リリース:
コメント:それ程前ではないと思うのですが、某中古レコ/CD市の会場でツラツラと獲物を探している時に、本作(アナログ)を目にしました。
ここ最近になってこの方の作品をチラホラと聴いてはいますが、当時はそこまでの興味はなく購入もしませんでしたが、お店の人が付けたと思われるレコメンデーションカードに「ソウル云々、HIサウンド云々、石田長生云々」とあったのがちょっと気になっていました。
フォークな人だと思っていたのですが、何やらタイトルからして匂うものもあり、ここ最近の流れで「やっぱり聴いておくか」と珍しく新品(もちろんCDで(^^)入手してみました。
#ジャケのDEEPと読めるのは「深いプール」の意なのでしょうが、
#いわゆるサザンソウルの”ディープ”さと掛けているのでしょうか?
先日視聴した<やぁ。>辺りからはグッと「フォークっぽさ」を低減させ、ダウンな感じのウォームでソウルフルな楽曲が並びます。
小生の浅い知識だと、サザンソウルはマッスル・ショールズのハウスミュージシャン、アレサ・フランクリン、白人が黒さを求めて詣でたところ、という認識ですが、マッスル…と並んでもう一つの雄がハイ・サウンド(小生はアル・グリーンが一番に浮かびます)。
そのハイ・サウンドを支えたやはりハウス・ミュージシャンであるホッジス bros.なども本作には参加しているのですね。
個人的にはあまりにストレートなフォークソングを演(や)られるよりも、こうした感じの作品の方がとっつき易くていいですね。
そう言えば、初めて氏の<教訓>を聴いたときに感じた「ウォームな感じの声質で、必ずしもフォークといった範疇で歌わなくてもいいんじゃないかな」という部分は、まぁ、ある意味当たっていたのかと。
ライナーにはそうしたフォークからこうしたソウルフルな音楽への変遷については殆ど記載されていないのですが、<やぁ。>から本作までにも作品があるようなので(で、そこにははっぴいえんど絡みのものも有るようなので)さほど時間は置かずにトライしてみるかなと思っております。
収録曲:
1. 転がりつづける時
2. カントリーハット・ホップ
3. 高知
4. ホームシック・ブルース
5. あの娘に乾杯
6. 窓辺にもたれて
7. アラバマ
8. ジョーのバラッド
9. 地平線
10. 北風によせて
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