リリース:1982年
コメント:いつの間にやら年も明けて、だらだら続けてきた拙レビューも(最古記事の日付から数えれば)15年もやっている計算になります。
昨年も色々な音楽に出会い、狭小だった音楽視野がまた少し広がった気がしますが、そんな視野拡大に一役買ってくれているのが細野さんを軸とした音楽ツリーでないかと思っています。
例によって出たとこ任せの作品入手姿勢なのですが(笑)、ここ最近、某ブックオフの棚でちょくちょく見かける本作を入手してみました。
本作のリリース年からは、氏がYMO在籍時であったことが判りますが、元々はYMO活動期間中にソロ作品は出さないとしていた氏がこれを破った?ことになります。
が、氏の言葉を借りれば「(活動は)止めたようなもんですよ(笑)、YMOの後半は」との事で、まぁ、心中に去来するものがあったのでしょう。
氏の思い以上に商業ベースに傾いてしまった事か、音楽的方向性というか実験性とかチャレンジングな要素の低減・軽視?故か、はたまた、仮想敵国 坂本教授を抑えきれなくなったためか...ともあれ、公式にYMOが解散する前に、(あくまで小生のイメージとしては)よりYMOっぽい音−いわゆるテクノミュージック−を真正面に出してきたのが興味深いところです。
未だYMOへの積極的なリーチについての動機付けが得られておりませんが(苦笑)、少なからず細野氏の初期作品に心撃ち抜かれた感じは、ちょっとここでは感じる事ができなかったかな、というのが本音。
勿論、そうした判断はいつも/どのアーティストに対しても早計であることは判ってはいます。なので、ここからのリーチはまた時間と心の余裕に任せることにします(笑)
収録曲:
1.Picnic ピクニック
2.Funicli Funicla フニクリ フニクラ
3.Luminescent / Hotaru ホタル
4.Platonic プラトニック
5.In Linbo リンボ
6.L.D.K. Living-Dining-Kitchen
7.Birthday Party お誕生会
8.Sports Men スポーツマン
9.Philharmony フィルハーモニー
10.Air-Condition エア・コン
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