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2004年3月5日

Body Heat / Quincy Jones


リリース:1974年
評価:★★★★
コメント:'60s末の<Walking in Space>で、自らの方向性をジャズからはみ出させる事ができると確信した?クインシー・ジョーンズは、'71年の<Smackwater Jack>でその幅をうーんと広げて、音楽の面白さを作品に詰め込みました。

そして'74年の本作で最も急激な自己展開(転回?)を果たしたものと思います。

確かに、往年のファンからして見れば「緩くなっちまった…」と思われるかも知れません。

が、ロックやR&B/ソウルからこちらの分野を覗き込もうとする私のようなリスナーには、「ぞくり・・・」とするような[1]から始まる本作品は非常に心地よいものだと思っています。

そうそうたるメンバーの参加も相まって、Q.ジョーンズ'70s作品中でも1、2を争う極上の作品かと思います。

この後、<Mellow Madness>、<Sounds...And Stuff Like That!!>、<The Dude>など傑作を連発してゆきます。

それら'70s末から'80sにかけての異常なほどの爆発力は、センスの良さと時代を読む眼力に支えられていたように思います。

流石にQ.ジョーンズです。
収録曲
1.Body Heat
2.Soul Saga (Song of the Buffalo Soldier)
3.Everything Must Change
4.Boogie Joe, the Grinder
5.One Track Mind
6.Just a Man
7.Along Came Betty
8.If I Ever Lose This Heaven
9.Everything Must Change (Reprise)

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