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2004年3月27日

First Course / Lee Ritenour


リリース:1976年
評価:★★★
コメント:「言わずもがな」ではありますが、フュージョン創生期における、勿論、それ以降もトップギタリストの代表格であるリー・リトナーのソロ第一弾です。

先に後年の彼の代表作を聴いておられる方には、本作では「L.リトナー色」というのが希薄に感じられると思います。

実際には次作の<Captain Fingers>で後年に通じるスタイルを確立させていると言われていますので、本作と次作との間で(音やスタイルを含む)大きな変化があったのでしょう。

本作では、バリバリと弾きまくるスタイルではなく、巧さを感じさせつつも緩やかに楽曲に沿ったプレーを展開しています。

デイヴ・グルーシン(key)を始め、ハービー・メイソン(ds)やアーニー・ワッツ(ts)など、以降の「ジェントル・ソウツ」につながる人脈も参加しており、クオリティは十分。

少し「黒っぽい」サウンドもあり、何やら当時のフュージョン系の流行を意識していたらしいところもうかがえます。

また、アントニオ・カルロス・ジョビンの作品も取り上げたりしています。

近年、モータウン・サウンド、アントニオ.C.ジョビンなどへのトリビュート作品を立て続けにリリースしている事実と照らし合わせると、20年以上の時間を隔てて彼が原点立ち戻っているような感じがして、何とも興味深いですね。
収録曲
1.Little Bit of This and a Little Bit of That
2.Sweet Syncopation
3.Theme from Three Days of theCondor
4.Fatback
5.Memories Past
6.Caterpillar
7.Canticle for the Universe
8.Wild Rice
9.Ohla Maria (Amparo)

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