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2004年7月17日

Tom Scott and the L.A. Express / Tom Scott and the L.A. Express


リリース:1974年
評価:★★★★
コメント:トム・スコット(sax)率いるL.A. EXPRESS名義の第1作目。

その後メンバーチェンジを行ってゆくL.A. EXPRESSですが、この第一期メンバーはジョー・サンプル(key)、ラリー・カールトン(g)、マイク・ベネット(b)、ジョン・グエリン(ds)という布陣になっています。

何しろ、フュージョン(というよりクロスオーバーか)の黎明期ということもあり、その後L.カールトンやT.スコットにしろ、(いい意味で)耳当たりのいいサウンドを展開して行く人たちが、ここでは随分とクロっぽい音を出していたりします。

L.カールトンのギター、歪んでいます (^^; 一興ですよ。

J.サンプルにしても、「リリカルな・・・」と形容される後のサウンド/プレーとは一線を画すファンキーさ。

ナイスな勝負ジャケ(^^;に彼等のストレートさが表れています。

[1]の泥臭さや[3]のちょっとひねったアジアン(インディア?)テイスト、[4]のブルース、T.スコットのソプラノサックスとL.カールトンの優しいギターが美しい[6]、ちょいとクルセイダーズっぽい[7]など等、例のT.スコット節(と、勝手に私は呼んでいるのですが(^^;)はまだ弱めです。

がしかし、如何にもフュージョンシーンが大きくうねり出すちょっと前、その立役者達のプレーがやはり最大の聴きモノです。
収録曲
1.Bless My Soul
2.Sneakin' in the Back
3.King Cobra
4.Dahomey Dance
5.Nunya
6.Easy Life
7.Spindrift
8.Strut Your
9.L.A. Expression
10.Vertigo

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