評価：★★★★
コメント：体系だてて聴いてきた訳ではなく、概ねベスト盤＋α(音楽番組やライブ映像の放映etc..)程度でしかクイーンには接してきていないのですが、'80sに入って最初の作品となった本作が、旧派？と新派のちょっとした分かれ目になっているような感触を受けます。
もちろん、良い悪いといった視点でモノ申す訳ではありません(^^;
単純に(新しい?)ブリティッシュ･ハード路線から出て、＜A Night at the Opera＞のようなコンセプチュアルなものを作り上げた凄さもあれば、本作のようにさまざまな要素を詰め込んだ坩堝的な面白さ(故に軽いと言われてしまう？)とのギャップがありありと伺えると言いますか。
小生はそれこそ生で触れたクイーン(^^;は'80sモノでしたし、今の時点ではデビュー作等の感触を知らないままでいますので、ダメを出す事はありません。
ただし、ぽつぽつと聴いた事のある初期の作品に感じられる新しいスタイルのハード路線、例えばハードに聴かせて行ってもサビはシャウトではなくコーラスでハモるみたいな、のカッコよさも全く知らない訳ではありません。
そういう意味で、大人気作・大ヒット作である点は大プッシュとしながらも、ちょっとニューウェーブのポップさに組したような感触にほんの少しマイナス点を入れて(^^;星４つというところで。
収録曲：
1.Play the Game
2.Dragon Attack
3.Another One Bites the Dust
4.Need Your Loving Tonight
5.Crazy Little Thing Called Love
6.Rock It (Prime Jive)
7.Don't Try Suicide
8.Sail Away Sweet Sister
9.Coming Soon
10.Save Me
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