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2012年3月4日

Blondes Have More Fun / Rod Stewart


リリース:1978年
評価:★★★★
コメント:ある意味、大きな誤解?を伴っているのかも知れないロッド・スチュワートの'78年作品。

言わずと知れた[Da Ya Think I'm Sexy?]の大ヒットを含む作品ですが、どうもこの1曲をしてアルバム全体、R.スチュワート自身が「ディスコ系に走った」といった括りで語られてしまっているような気がします。
かく言う小生も「そうじゃないの?」と思っておりましたm(_ _)m

これは作品全体を聴けばそう簡単には結論付けできない事は容易に判りますが、何せあのヒットでしたからねぇ(^^;

もう一つ解せないのは、本曲のコンポーズにカーマイン・アピスの名前もクレジットされている事。

B.B.Aや多くのHR系バンドで重厚なボトムを支えていたドラマーというイメージがあるのですが・・・
本作でもdsに座っているのですが、当たり前のように抑えた(笑)バチさばきではありますが、いろいろとフィルまわしにくすぐられます。

本題?に戻りますと、その[1]を異色とすれば、作品全体は自ずとR.スチュワートのロックンローラー振りを楽しめる作品になるかと思います。

流石に初期作品のようなブリティッシュ・トラッドを感じさせるものはありませんが、本質的にR.スチュワートが一番輝ける(と勝手に信じている(^^;)少しのR&Bテイストを被せ、ちょいとレイドバックするようなタイム感でのロックンロールが味わえるのではと思います。

[9]は名ライティングチームであったホーランド=ドジャー=ホーランドの作品。
なかなかカッチョいい仕上がりでして、ここ一番のC.アピスの叩きっぷりもよかったりします(^^;

これまでの作品で[This Old Heart of Mine](これもホーランド=ドジャー=ホーランド作品)を、後年の作品で[People Get Ready](カーティス・メイフィールド作)を取り上げるなど、この人R.スチュワートのソウル好がよくよくわかりますね。

なお、ベースとなるグループには鍵盤担当がいません。
これをサポートしているのはニッキー・ホプキンス・・・という事を頭に入れて、また[1]から再生開始(笑)
収録曲
1.Da Ya Think I'm Sexy?
2.Dirty Weekend
3.Ain't Love a Bitch
4.The Best Days of My Life
5.Is That the Thanks I Get?
6.Attractive Female Wanted
7.Blondes (Have More Fun)
8.Last Summer
9.Standin' in the Shadows of Love
10.Scarred and Scared

2 件のコメント:

  1. こんにちは。
    まぁロッドがというよりこの頃ディスコ
    音楽にアプローチしなかった
    アーチストは少なかったんじゃ
    ないでしょうかね。
    ビージーズしかりボウイしかり
    ストーンズしかり・・・
    アピスはBBAの後
    マイク・ブルームフィールドと
    KGBというAOR寄りのバンドで
    ワンクッション置いて
    「明日へのキック・オフ」から
    ロッドのバックバンドに参加しますが
    I'm sexyの盗作騒動でロッドと
    絶縁関係となり、後年アピスが
    再結成したヴァニラ・ファジの
    RETURNというアルバムに
    I'm sexyを収録したのは
    思いっきりロッドへの当て擦りだと
    言われています(笑)
    尚ギターは元STUDの
    ジム・クーリガンであることも
    お忘れなく(笑)

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  2. コメントありがとうございます。
    確かにそういう時代ではあったのでしょうねぇ。
    アーティストとしての興味からなのか、
    商的に美味しい思いをしたかったのか・・・
    までは問いませんが(笑)
    なるほど、ギタリストはうっかりスルーしておりました。
    勉強になります、師匠 φ(. .)メモ、メモ

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