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2012年3月10日
Vista / Marion Brown
ジャズ/フュージョン系作品の聴視志向から離れてしばらく経ちますが、それこそ、たまにはCD棚の虫干しも兼ねて、作品を聴き直したりしています。
これもしばらくぶりにCDプレーヤーにセットしてみました。初めて対峙した時(オリジナルレビューは2006/6/6でした)の印象は薄れることなく、「三部作の残りを入手しようかなぁ・・・」と思い始めています(笑)
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リリース:1975年
評価:★★★★★
コメント:思いっきり間違っていたらゴメンナサイ。
小生はこの人、マリオン・ブラウン(as)をずっとストレートなフリー系の人だと思っていました。
どこでそのようなイメージを持ってしまったのか自分でも判りませんが、コルトレーン辺りの作品に顔を出していた事実が影響しているのかも知れません。
否、本作にしてもフリーという括りは別段間違いではないのかも知れません。
しかし、本作を耳にした今、カテゴライズそのものはどうでもいいように思います。
余りにも美しく、余りにもセンチメンタルで、余りにも・・・これに続く言葉はどうぞあなたの言葉で埋めてください。
饒舌に語り聴かせるタイプでも、技巧的に飛び抜けている訳でもないでしょうが、M.ブラウンの奏でるアルトサックスにどうしようもなく安らぐものを覚える訳です。
タイトル曲の[3]を聴き返す度、その感は益々強くなります。
柔らかなピアノ/エレピと、ハッキリした輪郭で聴かせるベース。
自らの美意識を拠り所にブローするM.ブラウン。
きっと「ああ、いい音楽を聴いたなぁ」と素直に思える作品になると思いますよ。
P.S.
ライナーにある「ジョージア三部作」に益々興味が湧いてきました(^^;
因みに<Afternoon of a Georgia Faun>、<Sweet Earth Flying>、そして本作で三部作と呼ばれるのだとか。
収録曲:
1.Visions
2.Djinji
3.Maimoun
4.Moment of Truth
5.Bismillahi
6.And Then They Danced
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