ハービー・ハンコックもののレビュー数が少しまとまってきたので、タグ付けしました。
タグ付け記念(笑)で、1作だけ新規扱いでアップさせてもらいます(オリジナルは2004/9/13でした(^^;)
決してH.ハンコックの本質に迫る作品、王道作品ではないのですが、むしろ、個人的な嗜好性からすれば、ヘッドハンターズからしばらく続いたジャズファンク期に心奪われます(笑)。
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リリース:1982年評価:★★★★
コメント:本作はハービー・ハンコックが'82年にリリースした、ある意味、ファンいじめな作品。
昔からのファンであればある程、本作に対する一種の嫌悪感?が強いのではと思います。
しかし、ここはビギナーの特権(笑)として「いいものはいい!」"と言わせて戴きます。
今のH.ハンコックが<Feets Don't Fail Me Now>や<Monster>といった作品をどう思っているかは知りませんが、これら全てが(事実として)<Future Shock>で結実している以上、誰も否定することは出来ないのではないでしょうか?
このAORファンもR&Bファンをも巻き込む幅の広さも、H.ハンコックの力量と言ってしまうのは乱暴でしょうか?
ジェイ・グレイドンが、ロッド・テンパートンが、ナラダ・マイケル・ウォルデンがH.ハンコックに力を貸すと、こんな極上の作品が楽々と作られてしまう事に驚きます。
H.ハンコックのvoもなかなか良いのですが、小生はジェリー・ヘイのアレンジによるホーンセクションが大のお気に入りです。
閑話:
日本語盤に付属していた大伴某氏のライナーノートの最後の一文を読めば、H.ハンコックがなぜこの時期これら一連の作品群を出していたのか?という疑問が氷解する思いがします。
ライナーがお手元にない方へのヒント?は、本作でもコンポーザーとして名を連ねているR.テンパートン。
'82年前後なら、例のマイケル・ジャクソンの大ヒット作品でも多くの楽曲を作曲した人ですよね?
で、そのマイケル作品をプロデュースしていたのは・・・そう、Q.Jですね。
つまり、大伴某氏はH.ハンコックがQ.Jに対する対抗心/ライバル意識からこうした路線をとっていたのでは?という推論を展開されています。
収録曲:
1.Lite Me Up!
2.The Bomb
3.Gettin' to the Good Part
4.Paradise
5.Can't Hide Your Love
6.The Fun Tracks
7.Motormouth
8.Give It All Your Heart
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