リリース:1976年
コメント:アース・ウィンド&ファイアの全盛期をどこに置くかについてはファンの間でも多少の差異はあるかと思いますが、個人的には作品として言えば<Gratitude>や本作<Spirit>辺りがそうなのかなぁと。
明らかにディスコ(フロアー)狙いな感じが強くなってきた'70s後期も、ある意味、手を付けられない程の(笑)アース天下だったかも知れませんが・・・
本来のファンクバンドとしての熱さとか生々しさ、またフロアーに向けてソフィスティケイトされた?アースの色がうまく混在し存在しているのがその作品辺りなのかなぁと思う訳です。
プロデューサー/コンポーザーとして数作来共に過ごしてきたチャールズ・ステプニーが本作リリースを控えた数か月前に他界するという出来事があったものの、既に彼の手によって送り出される準備が整っていた楽曲は[1]がR&Bチャート#1を獲得したのを始め、アルバムチャートも#2を獲得する大ヒット作となりました。
次作<All 'n All>('77年)が多分アースにおいての成熟作である(嫌な言い方をすれば、熟した果物の末路は・・・)と捉えれば、この作品が内包する意味は小さくないと思います。
閑話:
小生はここで[1](当たり前ですが、オリジナルです)を聴くよりも、時同じくして勢力を強めていたフュージョン系アーティストがこの曲をよく取り上げていたこともあり、思わずアースではなくリー・リトナーやデイブ・グルーシンの名前が頭の中に浮かびます(苦笑)
収録曲:
1. Getaway
2. On Your Face
3. Imagination
4. Spirit
5. Saturday Nite
6. Earth, Wind & Fire
7. Departure
8. Biyo
9. Burnin' Bush
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