リリース:1986年
コメント:不思議なもので、同じ'80sにリリースされている作品なのに、<TOTO IV>はあれだけ聴きまくったのに、それ以降の作品は全くと言っていい程聴かないのは小生だけでしょか?
飽くまで個人に帰する理由ではあるのでしょうが、次作の<Isolation>を作成する前段階で、過酷なツアーに耐えかねてデビッド・ハンゲイト(b)が脱退したのに加え、ボビー・キンボール(vo)も抜けてしまっており、あの声に親しみを持つ一人としてはどうしてもマイナス点に...
#以降、ベースはポーカロ兄弟からマイケル・ポーカロが参加。
コンポーズ陣はほぼ変わらない中でこの変化は相対的にかなりのインパクトではなかったかと思うのです(もちろん、小生のTOTO愛が狭量なだけですが(苦笑)。
その後...<Isolation>は商業的には今ひとつという評価で(まぁ、どうしようもなく前作と比較されてしまいますが)、なんだかTOTOもこのままズブズブと沈んで行くのかなぁと思い、ずっと距離を空けたままの状態が続きました。
なので、小生もこの作品はほぼ初対面といってもいい状況での対峙となりました。
新しくvoにはジョセフ・ウィリアムスが加わっており、印象としては若い張りのあるアメリカンテイストが少し強めに出る感じの楽曲が映えるように感じられました。
バンドとしての体裁は十分に保たれているはずですが、小生のような<TOTO IV>を最上位に置くような視野狭窄TOTO好きは、本質的にTOTOが好きではないのでしょう。
「やはり、あの時とは違うよなぁ」という禁句にして殺し文句がふと口をついて出てしまいます。
(ルーク辺りは)「それを以って、プロモーションする意図ではない」と述べていますが、本作では珍しく大物ゲスト(マイケル・マクドナルド、ドン・ヘンリー、さらには御大 マイルス・デイビスまで!)がクレジットされていますが、それが効果的かどうかは微妙な気がします。
収録曲:
1. Till The End
2. We Can Make It Tonight
3. Without Your Love
4. Can't Stand It Any Longer
5. I'll Be Over You
6. Fahrenheit
7. Somewhere Tonight
8. Could This Be Love
9. Lea
10. Don't Stop Me Now
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