リリース:1984年
コメント:ようやく厳しい暑さからも解放された感じのここ数日。
久し振りにガツンとメタルものでも聴いてリフレッシュするかと、会社帰りに中古レコ屋に寄りまして...
ナンダカンダ言いつつも、どうしても冒険する気にはなれず(^^;)聴き覚えのあるところから...という弱気の攻め?からアイアン・メイデンをセレクトしてみました。
リリース年からして、丁度、ハードもの、メタルものへの興味も高かった若かりし頃、NWOBHMの雄としてこのバンドを推す知人も多くいましたっけ...
個人的には必ずしもNWOBHMカテゴリにはいるハード/メタル系が好物だった訳ではなく、どちらかと言えばほぼ時期同じくして米西海岸で隆盛していたL.A.メタル系に執心していた感があります(なのでNWOBHMと言われても、後はデフ・レパードくらいしか思い浮かんでこない(^^;)。
もとい。「未だ解明されていないエジプシャンのミステリをテーマにしてみたい」というスティーブ・ハリス(b)のコンセプトを具現化した4枚目のアルバム。
前作<Piece of Mind>('83年)が米音楽市場で大きく受け入れられた事で追い風を感じての早々なリリースではありますが、しっかりとしたテーマと音楽性に「付け焼刃」や「泥縄」といった雰囲気はまったく感じられないというのが多くの音楽関係者のコメント。
確かにそうだと思います。いえ、付和雷同という事ではなく、小生も唯一(と言ってもいいと思いますが)NWOBHMでアイアン・メイデンだけ耳にしたのは偶然以上に、そうした部分を感覚的に汲み取ったからではなかったか...なーんて、評論家気取りで書いてみました(^^;
何よりも個人的にはこのギターサウンドが好きで、重過ぎず、歪み過ぎず、嫌な高音のキンキン音もない、滑らかさがとっても心地よいのです。
特に[1]は当時観たプロモーションビデオの印象が強く、再生後直ぐにギターリフが始まるのを聴いて、「あれっ?(元英国首相)チャーチルの演説は入ってないんだぁ...」と軽いガッカリ感を受けたものの、今でも小生の「ベストギターリフ十指」には入るのではないかと。
また、恥ずかしながらアイアン・メイデンがアルバムにインスト作品を入れていたとは今の今まで知らなかったのですが、これも穴埋め的な感じがないのが素敵です。
また、英国の詩人サミュエル・テイラー・クーリッジの叙事詩に音をつけて完成させたドラマティックな[8]も、中だるみする事なくしっかりと14分間!聞かせ続けられるクオリティに仕上がっているのはないかと。
閑話:
完全に気のせいだと判っていつつも、様々な楽曲のギターリフが「どこかで聴いた事がある」って感じがしてなりません。もちろん、それがどうした?というレベルの話ですが。
MSG的なものもあれば、ジャパンのガールズロックバンドの代表曲のそれにクリソツなものもあったりして...(笑)
収録曲:
1. Aces High
2. 2 Minutes To Midnight
3. Losfer Words/2
4. Flash Of The Blade
5. The Duellists
6. Back In The Village
7. Powerslave
8. Rime Of The Ancient Mariner
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