リリース:1984年
コメント:もしA面1曲目を耳にする機会があったとして、「こらぁ、TOTOとちゃうんか?」と思われた方、はい、ある意味正解(笑)
プロデュースにデヴィッド・フォスターとルーク(スティーブ・ルカサー)が名を連ねており、バックもスティーブ・ポーカロ、ジェフ・ポーカロ、ボビー・キンボールとTOTO面子が参加しており、如何にも'80sのL.A.近辺のAOR / ニュー・アメリカンロックのテイストがバッチリです。
ホストの紹介が後回しになってしまいましたが、フィー・ウェイビルの名前を聞いて「あぁ、あのバンドの」と思い当たる方はなかなかの米ロック好きではなかろうかと思うのですが、はい、チューブス(Tubes)のボーカリストですね。
チューブス自体については、小生はこれまで1作品<Remote Control>('79年)しか視聴経験がないのですが、多分にエンターテイナーとしての振る舞いができる歌い手という観があり、事実、チューブスのステージが大いに劇場型ショーの要素を含んでいた事からも判るかと思います(そのステージは「フランク・ザッパとアリス・クーパーの混血」と評された事もあるとか)。
別段、歌唱力不足とか声量不足をそうした要素で補っている...という訳ではまったくありません(ハードロック的なアレンジが続くB面前半でも、しっかりと声張って歌っています(笑)。
個人的にはあまりTOTO色が強くなく(笑)、AORな一品としても推せるB−3、B−5がイイ感じかなぁと。
特段の興味を惹かれない方にしてみれば、(特に'80s初中期作品で)D.フォスターがプロデュースに名を連ねている...となった瞬間に、アーティストをまたいでの金太郎飴的な作品をイメージされるかも知れませんね。
全身全霊をかけての否定はしません(苦笑)尤も、個性の弱いアーティストはどうしたってD.フォスター色に負けてしまうことも否めないかなと思ったりします。
そういう観点からすれば、F.ウェイビルのような個性的な歌い手はそうしたものに落ち込むことはないと思います。
因みにチューブス本体は前年に<Outside Inside>という作品をリリースしてるのですが、こちらのプロデュースもD.フォスターであり、TOTO面子を始め、モーリス・ホワイト(Earth, Wind & Fire)、マーサ・デイヴィス(Motels)、パティ・オースティン...など贅沢な招集を行っており、チューブスをマニアックなグループからポピュラーなグループに引き上げる事に成功しています。
#う〜ん、チューブス聴きたくなってきた(苦笑)
収録曲:
[Side A]
1. You're Still Laughing
2. Nobody's Perfect
3. Who Loves You Baby
4. I Don't Even Know Your Name
5. Who Said Life Would Be Pretty
[Side B]
1. Thrill Of The Kill
2. Saved My Life
3. Caribbean Sunset
4. Start Of The Show
5. I Could've Been Somebody
こんにちは。
返信削除又興味の枝葉がある単語に大きく反応しました。
わたくしこの方全く興味ありませんし、作品内容もtotoの
焼きまわしのようなので
多分、この記事を読まなければまずこれから死ぬまで
接することはなかったと思うのですが、
「チューブス」のボーカリスト?
「チューブス」ってYMOが初の海外公演を演った時の
前座を任された?
これは興味津々です。
チューブスの作品プレビューを楽しみに待ちたいと
思います。
コメント、ありがとうございます。
削除そうでしたか、YMO辺りと絡むのですね。
いや、まったくノーマークでした(苦笑)
一先ず'80s TUBESは個人的には避けられないかと(笑)
何か面白い接点が生まれるといいなぁと思います。
追伸:
ここ最近、国内アーティストの入手率が高く、かつ、そこかしこに
細野さんの名前が...げに恐ろしや...(笑)