リリース:1982年
評価:★★★★
コメント:グラミーアワードを総なめにしたから・・・という観点からTOTOの最高傑作と推す方も多いはず。
'78年のデビュー時には「テクニックだけで中身の無いバンド」などという誹謗を受けたTOTOが、その間のセールス的な苦難を乗り越え4作目にして「文句のつけようが無い」作品を完成させた事について感慨深く見守ったファンにも嬉しい限りではありました。
バラード系の巧さには定評がありましたが、(アナログ時)B面最後に収められた[Africa]において、今は亡きジェフ・ポーカロ(ds)の刻むリズム・・・嗚呼・・・幸せ。
本作後も幾つかの作品をリリースし、また近年にはオリジナルメンバーでもあったボビー・キンボールの復帰などの話題もありますが、時代と共にあった'70s/'80sアメリカンロックの勢いを再現するのはかなり困難と思われます。
名作をリリースした後、バンド(やアーティスト)が「次作へのプレッシャー」で潰れてしまうことは少なくないとは思いますが、個人的な見解としても、TOTOとしてのライフサイクルは本作(若しくは一歩譲って次作)までだったのではないか・・・と。
#ファンの方の怒りを買うかも知れませんが・・・
収録曲:
1.Rosanna
2.Make Believe
3.I Won't Hold You Back
4.Good for You
5.It's a Feeling
6.Afraid of Love
7.Lovers in the Nigh
8.We Made It
9.Waiting for Your Love
10.Africa
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