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2006年10月19日
Bolero / Larry Coryell
リリース:1983年
評価:★★★★
コメント:時代と共にその演奏スタイルを様々に変化させるプレーヤー、ラリー・コリエル氏(g)。
本作はアコースティック・ギターをメインに、クラッシク曲などに独自のアレンジを加える事に注力していた80年代の作品です。
アルバム・タイトルは余りにも有名なラヴェルの作品ですが、L.コリエル氏の発想とギター・ワークが冴える逸品としてクレジットされた[1]は、この時代のL.コリエル氏のヴァイタリティを見事に表現しているとは言えないでしょうか?
またモーツァルト作品へのオマージュともとれる[3]では、見事にその雰囲気を伝えています。
非常にクリアでシャープ、でも一部のギター・プレーヤーに見られる「ビキビキ、バキバキ」といった音色でのスピード・ピッキングではなく、美しさもちゃんと考えているL.コリエル氏のアコースティック・プレーが小生は大好きな訳です。
L.コリエル氏自身によるCDのライナーノーツでは、自らが「この時代のように演じる事も、曲を作ることも(今の自分には)できないだろう」と語っています。
その言葉を額面通り受け取るか否かは聴く側の問題ではありますが、少なくとも私個人の感想としては、創造性と演奏力とが互いにいい意味でイーヴンであったのがこの頃なのではなかったか・・・と思う訳です。
収録曲:
1. Improvisation On 'Bolero'
2. Nothing Is Forever
3. Something For Wolfgang Amadeus
4. Prld from 'Tombeau De Couperin'
5. Elegancia Del Sol
6. Fancy Frogs
7. 6 Watch Hill Road
8. Blues In Madrid
9. Motel Time
10. At The Airport
11. Brazilla
12. A Piece For Larry
13. La Pluie
14. Waltz No.6
15. Patty's Song
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