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2006年10月28日

Who Is This Bitch, Anyway? / Marlena Shaw


リリース:1974年
評価:★★★★
コメント:うーん、いい感じです。

販売上は?マリーナ・ショウ(vo)はジャズ・ボーカルってカテゴライズされていますが、無論、それに間違いはありません。

おまけにブルー・ノートですしね。

しかし、その感触、例えば[1]では意表を突いたSE(酒場やストリートでの男女の会話)を効果的に用いてより本編の良さをグッと上げてみたりする手法は、確かにジャズ・ボーカル作品としては異質なのかも知れません。

がしかし、M.ショウの歌・楽曲の良さの前に、そのような部分を引き合いに出して非難するものではないでしょう。

また余りにもスイートな[2](勿論、私はデビット.T.ウォーカーのギターに痺れっぱなし(^^;)、優しさというか、深い愛情さえ覚える[3]、じっくり・しっとりとした名唱だと思う[7]など、流石に名盤と呼ばれるだけの質は軽くクリアしています。

先に挙げましたデビット.T.ウォーカーを始め、ハービー・メイソン(ds)、チャック・レイニー(b)、ラリー・カールトン(g)等が見事なサポートを見せます。

時代がクロスオーバー/フュージョンの台頭に注目し始めた頃、それらのエッセンスを(逆に?)ジャズボーカル作品へ取り込むことで素晴らしい作品に仕上げたという点も見事です。

凛とした気高さを匂わせるM.ショウのジャケット写真も立派に一つのアートです。
収録曲
1. Street Walking' Woman
2. You Taught Me How To Speak In Love
3. Davy
4. Feel Like Makin' Love
5. The Lord Giveth And The Lord Taketh Away
6. You Been Away Too Long
7. You
8. Loving You Was Like A Party
9. A Prelude For Rose Marie
10. Rose Marie (Mon Cherie)

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