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2007年3月8日

In the Heat of the Night(邦題:真夜中の恋人達)/ Pat Benatar


リリース:1979年
評価:★★★★
コメント:ロック・クイーンなどという呼称が今の時代にどれ程「響く」のか判りませんが、'80s初期にその冠を被れた一人がパット・ベネターではないでしょうか?

商業的な成功や本格的にシーンへ名を広げたという点からするとセカンド・アルバムに譲る所が多いのかもしれませんが、このファースト・アルバムでもその片鱗を窺うことはできるのではないでしょうか。

時にアグレッシヴに、時にキュートに、時にダルにと、様々なスタイルで恋愛を歌っている本作では、そのヴォーカルスタイルの変化の妙が味わえます。

何処か蠱惑的なそのルックスも武器ではあるのでしょうが、寧ろ、本格派としての力を備えている芯のあるアーティストであることは間違いありません。

'80年以降、4年連続でのグラミー受賞(最優秀女性ヴォーカル)が全てを物語りますね。

スマッシュヒットした[1]が取り分け有名どころかと思いますが、[6]辺りも中々のものです。
収録曲
1.Heartbreaker
2.I Need a Lover
3.If You Think You Know How toLove Me
4.In the Heat of the Night
5.My Clone Sleeps Alone
6.We Live for Love
7.Rated X
8.Don't Let It Show
9.No You Don't
10.So Sincere

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