リリース:1979年
評価:★★★★
コメント:表ジャケ/裏ジャケ共に、その美しい横顔を見せるカーラ・ボノフ(vo、g)のセカンド作品。
勝手な比較をさせてもらえるなら、内省的な孤独にある美しさや冷ややかさを歌うローラ・ニーロ辺りに対して、訥々とした感情をクリアに歌うK.ボノフというような構図が思い浮かびます。
余りに単純な東西比較なのかも知れませんが、やはり西(L.A.)側のK.ボノフにはある種の「乾いた良さ」があるように感じます。
後にリンダ・ロンシュタットがカバーする[1]も好きですが、タイトル曲の[2]が個人的なイチおしです(バックのコーラスはL.A.の大物(^^; ドン・ヘンリーとJ.D.サウザー)。
女性的な優しさがあるのは当たり前ですが、過ぎた艶かしさを出さずにしっかりと歌を聴かせるという楽曲は、やはり軽やかであり、温かくもある訳です。
確かに目を閉じて聴くと、L.ロンシュタットの歌唱スタイルに通じる部分が少なくない事がよく判ります。
L.A.女性SSWとしてはやはり押えておきたい一人です。
収録曲:
1.Trouble Again
2.Restless Nights
3.The Letter
4.When You Walk in the Room
5.Only a Fool
6.Baby Don't Go
7.Never Stop Her Heart
8.Loving You
9.The Water Is Wide
0 件のコメント:
コメントを投稿