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2008年9月13日
Music From Big Pink / The Band
リリース:1968年
評価:★★★★
コメント:思い返せば、ザ・バンドの音を初めて聴いたのは中学生後半の頃だったでしょうか。
無論、超有名バンドにしてレジェンドであったザ・バンドの名前を知ってはいましたが、'80s初期のロック・シーン、正確に言えばホットなチャートバスターを主に聴いていた耳には中々響くものが無かった、というのが正直な所でした。
20年以上が経ち、自身の音楽に対する志向性も様々に変遷しましたが、その過程で取りこぼして来た多くの音に気付かされました。
敢えてファースト・アルバムからしっかりと聴いてゆこうと思い直したのも、そんな事に起因しています。
正にロック胎動期とも言える時代'60s後期において、フラワー・ムーヴメント、サイケデリックとメンタル的な一種の逃避とも取れる方向に向かった音作りが人気を博す中、方向的には真逆と言える「ダウン・トゥ・アース」な音。
素朴とか飾らないとか言った形容も間違いではないと思うのですが、独特のリズム感、アメリカン・トラッド、R&B、ゴスペル、カントリー、ブルース etc.といった種々の音楽を十分に解釈した上で自分達の音を展開させるセンスが見事に感じられます。
今更とは言えじっくりと聴いて行ける音楽、自分の中でのザ・バンドはそんな音楽の一つなのかも知れません。
収録曲:
1.Tears of Rage
2.To Kingdom Come
3.In a Station
4.Caledonia Mission
5.The Weight
6.We Can Talk
7.Long Black Veil
8.Chest Fever
9.Lonesome Suzie
10.This Wheel's on Fire
11.I Shall Be Released
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