評価：★★★★
コメント：本作は彼らが'78年にリリースした８作目にあたり、ここに収録された[4]の大ヒットも手伝ってアルバム自体も大ヒットしています。
'70s後半のコモドアーズの勢いはそれこそ衆人の知るところですが、
インストルメンタル/ファンク色の強かったデビューから秀逸なスロー・バラードでの怒涛のヒットを連発するこの'70s中後期、正に「黒いビートルズ」という異名は大袈裟でも何でもないという事がよく判ります。
それでもしっかりとファンク・ナンバーも収録し、彼らが決してスロー・バラードのみで勝負しようとしている訳ではない事はしっかりと宣言されています（無論、このもの言いがライオネル・リッチのライティング志向に異を唱えている訳ではないという点、誤解なきようお願い致します）。
時代としてファンクものよりもそう言った曲調が好まれる時期に差し掛かっていたという事もあるのでしょう。
ただ、それを差し引いてもやはりコモドアーズの素晴らしさが味わえる好盤であると思います。
それにしても、（企画モノ/ベストモノを除いて）コモドアーズの国内盤って殆ど廃盤状態が続いているようですね。
うーん、勿体無い…。
収録曲：
1.Fire Girl
2.X Rated Movie
3.Flying High
4.Three Times a Lady
5.Such a Woman
6.Say Yeah
7.I Like What You Do
8.Visions
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